IDホールディングス<4709>1Qはプロジェクト管理の強化などで3割営業増益

2019/09/09

1Qはプロジェクト管理の強化などで3割営業増益
リサーチノート
(株)QUICK  前田 俊明

大型案件の収束により1Qの売上高は微減
20/3期1Qの連結業績は売上高が前年同期比1減の65.6億円、営業利益は同28増の5.1億円。サイバーセキュリティ製品の販売やコンサルティング受注が伸びたものの、大型案件の収束によりシステム運営管理やソフトウェア開発が振るわず微減収に。一方 、プロジェクト管理体制の強化に加え、積極的な営業活動の推進、高付加価値分野への技術者のシフトなど各種施策が奏功し、大幅な営業増益となった 。
サービス別売上高をみると、 システム運営管理は同4減の30.0億円。金融系の既存顧客や 公共系の新規顧客から案件を獲得したが、金融系大型案件の一部が収束したことが響いた。ソフトウェア開発は同3減の22.5億円。公共系の一部で受注が拡大した が 、前期の大型プロジェクト完了による反動減を補い切れなかった。システム基盤は運輸系や金融系の落ち込みを公共系の増加で補い切れず、同1減の5.7億円 。一方 、サイバーセキュリティ・コンサルティング・教育は同37増の4.2 億円。サイバーセキュリティ製品の販売拡大 に加え、コンサルティングの受注が増加した 。その他は 製品販売の大口受注があり同8%増の3.1 億円となった。

前期の大型案件の反動減をこなし、売上高、営業利益は過去最高を見込む
企業価値研究所は1Q業績について、プロジェクト管理体制の強化が採算改善に繋がり、減収ながら利益が大きく伸びたことはポジティブに捉えている。今回は通期の業績予想を据え置くが、2Q以降も採算改善が継続するようなら利益の上振れが期待できよう。前期は複数の大型案件が業績を押し上げており、この反動減が見込まれるが、売上高、営業利益は過去最高を見込む。金融機関向けは案件一巡の影響、公共系も大型案件の反動減があることから、新たなソフトウェア投資需要を取り込めるかに注目している。同社では公共系は新たな案件が立ち上がることで反動減から徐々に持ち直すとみている。同社は19年10月に創立50周年を迎える。下期を中心に周年行事に係る費用が発生するが吸収可能とみている 。
翌21/3期も従来予想を据え置く。大型案件の反動減がなくなることから、システム運営管理、ソフトウェア開発の両 サービスがともに拡大を見込む。周年行事に係る費用一巡などもあり、業績は過去最高を更新する見通し 。

 

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