RIZAPグループ<2928>ボディメイクジムをはじめ既存事業の競争力を強化

2019/09/06

ボディメイクジムをはじめ既存事業の競争力を強化
リサーチノート
(株)QUICK  豊田 博幸

20/3期 1Q の営業損益は黒字に転換
20/3期 1Q の連結業績は、売上収益が前年同期比3.8%増の535億円、営業損益が15億円の黒字19/3期1Qは14 億円の赤字に転換。事業再編による減収があったものの、新規連結効果や、既存事業の増収などが貢献し増収を確保した 。売上高をセグメント別にみると、美容・ヘルスケアが前年同期比6.2増の186億円。事業譲渡や不採算店舗の閉鎖などによりSDエンターテイメントが落ち込んだが、新規連結 一新時計18年6月にグループ入りなどやRIZAP関連事業ボディメイク事業に加え、RIZAP関連の商品・サービスを取り扱う事業の好調が寄与した。ライフスタイルは 同 27.2 増の148 億円。イデアインターナショナルでインテリア商品ブランド「ブルーノ」やトラベル商品ブランド「 ミレスト」を冠した商品の販売が好調だったほか、新規連結が貢献した。プラットフォームは同10.2減の202億円 。
利益面ではグループ事業見直しによる構造改革効果や、RIZAP関連事業の利益拡大などに加え、新リース会計適用に伴う利益押し上げ(10億円のプラス、同社グループ店舗の大半は賃貸借契約に基づく賃貸物件。賃借料の大部分がオンバランスされるため、賃借料が減少し、減価償却費が増加。一部は支払利息が増加)が貢献した。そのほか、有利子負債の削減(19/3期1Q末697億円→20/3期1Q末570億円、除くリース負債計上分)も進んだ。

足元の利益 はやや想定を上回るが、 従来予想を 据え置き
QUICK企業価値研究所 による20/3期通期の連結業績予想 を据え置き、売上収益が 2250 億円前期比 1増 、営業損益が35億円の黒字(19/3期94億円の赤字、純損益が7億円の黒字同 194億円の赤字とする 。ボディメイクジムを中心に RIZAP 関連事業が好調に推移。ただ、事業再編が進展しており、売上収益はほぼ想定の範囲内での推移となっている 。営業損益はヘルスケアブランド確立に向けた費用負担や、成長事業への投資負担があるものの、RIZAP関連事業をはじめ全社的な広告宣伝費や、経費の見直しを行っている効果で、従来想定よりも上回って推移しているとみているが、事業の選択と集中に取り組んでおり、今後も事業再編や構造改革などによる影響が見込まれることなどを踏まえ 、現時点では従来予想を見直さないことにする。
会社による20/3 期通期の連結業績計画 も据え置かれ 、売上収益が2250億円前期比1%増、営業損益が32億円の黒字(19/3期94億円の赤字)、純損益が5億円の黒字(同194億円の赤字)とした 。当研究所予想は会社計画に比べ、売上収益は同額にみているが、営業利益を3億円、純利益を2億円大きくみている。
RIZAP関連事業は会社計画に比べ好調に推移するとみているが、国内消費に根差した事業がやや懸念されるため売上収益は 会社計画と同額 を予想 。利益面では成長投資などの負担が重いとみられるが、高採算のRIZAP関連事業の売上構成比上昇などもあり、わずかながら、営業利益および純利益は会社計画を上回るとみている 。
当研究所による21/3期通期の連結業績予想も据え置き 、売上収益が2390億円前期比6 %増 、営業利 益が110億円同3.1倍、純利益が45億円同6.4倍とする。美容・ヘルスケアの売上収益は拡大が続こう。主力のRIZAP関連事業が 、ボディメイクジムにおける客数拡大やシニア層の開拓に加え、ゴルフレッスンなどの拡大も見込まれるためだ 。 他のセグメントをみると、ライフスタイルはイデアインターナショナルを中心に堅調な推移が 続こうが 、プラットフォームは事業見直しが続き低い伸びにとどまるとみている。利益面では、 連結全体として 、成長に向けた投資負担があるものの、高採算の RIZAP 関連事業の売上構成比上昇が貢献 し、増益を予想する 。

 

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