北の達人コーポレーション<2930>今後の成長加速に向け、集客体制の改革を推進

2019/08/29

今後の成長加速に向け、集客体制の改革を推進
アップデートレポート
(株)QUICK  原田 大輔

1Qは前四半期比で小幅増収。人気商品の発送遅延影響
20/2 期1Q の単独業績は、売上高が前年同期比25%増の2,387百万円、営業利益が同22%増の553百万円だった。広告宣伝を担う集客部門の体制を強化したことなどが奏功。前四半期に実施した積極的な広告宣伝で獲得した顧客による定期購入に加え、今四半期に獲得した新規顧客も寄与し、大幅増収となった。利益面でも、相対的に採算の低い商品の伸長で売上総利益率が低下したが、広告宣伝の抑制などにより販売管理費比率が改善し、大幅営業増益となった。一方、前四半期実績と比較すると、1Q の売上高は1%増にとどまった。足元で販売が好調な化粧品「ヒアロディープパッチ」の製造が注文に追いつかず、新規で購入する顧客に対する商品の発送を遅らせたことなどが影響した。

当研究所予想据え置き。発送遅延で先送りされた収益が2Q以降寄与へ
QUICK企業価値研究所では、20/2期通期の単独業績を、売上高で前期比32%増の11,000百万円、営業利益で同45%増の2,700百万円と予想。発送遅延の影響で1Qに計上されなかった収益が、2Q以降に計上されると想定していることなどから、前回予想(19年6月)を据え置く。ただし、発送遅延の影響で先送りされた収益の計上を除けば、2Q 以降も売り上げ拡大ペースは大きく加速しないとみる。当研究所では今後、同社が現在の高い収益性を維持しながら成長を加速するためには、現在の一部商品の拡販に依存した成長から、より多くの商品の拡販で成長する戦略への転換が必要と考えている。今回発生した発送遅延も、特定の商品に広告宣伝が偏り、注文が集中してしまったことも原因のひとつであり、戦略の転換の必要性が改めて浮き彫りとなった。会社側も、戦略の転換に向け、集客部門の人員増強やシステムの導入などの改革を着実に進めており、これらの改革の進捗が今後のポイントになろう

 

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