RIZAPグループ<2928>来21/3期以降の再成長見据え、今20/3期は基盤を整備

2019/06/18

来21/3期以降の再成長見据え、今20/3期は基盤を整備

ベーシックレポート
(株)QUICK 豊田 博幸

積極的な M&Aを一旦 休止、グループ基盤を整備
ボディメイク事業を中心にゴルフレッスンなども運営するRIZAP 関連事業を中核に据え、 化粧品、美容機器、カロリーコントロール用健康食品など美容や健康に根差した商品などのインターネット通信販売にも展開。 M&A買収・合併 や事業提携を重要な経営戦略と位置付け、生活雑貨、アパレル、サッカークラブの運営など様々なサービスを取り込んできた が 、急激なグループ規模拡大により、買収した企業の再建の遅れなども目立ち始めた。そこで、 19/3期上期で積極的な M&Aを一旦休止し、グループ基盤を整備することを決断 した 。

20/3 期は35億円の営業黒字に転換を予想
19/3期通期の 連結営業損益は 94億円の赤字 (18/3期は 118億円の黒字 に転落 。グループ事業見直しによる構造改革関連費用 93億円を計上し たことが大きかった 。さらに金融費用の拡大や非継続事業の損失計上などから、純損益は 194億円の赤字( 同 91億円の黒字)となった。会社では今回の一連の改革で、緊急性の高い構造改革施策は完了したとしている。 今 20/3期は、RIZAP 関連事業が 引き続き 好調に推移 するほか、19/3期計上の構造改革費用が無くなることなどもあり 、 QUICK企業価値研究所では 、今 20/3期の営業損益は 35億円の黒字に転換すると予想。

21/3 期スタートの中期経営計画を策定中
会社では21/3期 をスタートとする中期経営計画を策定中だ。 今 20/3期は成長基盤を構築するとして、引き続き M&Aを凍結し、グループ管理体制の強化を進める。具体的には中核子会社 10社による経営管理を徹底し、全社的にキャッシュフローで評価する体制を作る。そして、 20/3期に構築した成長基盤を以って、 21/3期以降に再び成長シナリオを描く意向だ。 RIZAP関連事業は 成長性が高く、 収益性も高い。 健康寿命の延伸という政府の方針に合致していることもプラス だ 。今後は RIZAP関連事業以外の事業の収益性改善シナリオなどが課題となろう 。

 

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