新田ゼラチン<4977>ゼラチンの国内最大手メーカー

2019/06/18

ゼラチンの国内最大手メーカー

ベーシックレポート
(株)QUICK 伊藤 健悟

ゼラチンの国内シェア 60%を占める
国内シェア60%を占める、ゼラチンの最大手。世界でも欧州などの大手に次いで5 位の地位を占める。フードソリューション分野では、食品用のゼラチン、ペプチドやソーセージ向けのコラーゲンケーシングなどを製造、販売。 ヘルスサポート分野では、健康食品や医薬品向けのカプセル用ゼラチンを主力とする。スペシャリティーズ分野では衛生材料用の接着剤などを手掛けるが、接着剤の販売機能は事業譲渡済みで、 製造に関しても 20年8 月までに撤退する予定。

19/3期は原料高などが厳しく 2桁営業減益に
19/3 期の連結業績は、売上高が前期比 3%減の 365億円、営業利益が同 18%減の 9.0億円で着地。スペシャリティーズ分野が接着剤事業の再編と衛生材料用途の需要低迷で 2 桁減収となったほか、フードソリューション分野は製菓・調理用ゼラチンなどの苦戦で伸び悩んだ。ヘルスサポート分野はカプセル用途の好調で若干ながら売上高を伸ばしたが、連結全体で小幅減収に。数量減の影響に加え、好採算製品の落ち込みと原料高の影響が厳しく、営業利益は 2桁減となった。

今期は増益を見込むが、原料市況には引き続き要注意
続く20/3期の連結業績について QUICK 企業価値研究所では、 売上高が前期比 4%増の 380億円、営業利益が同 56%増の 14億円を予想する。美容用途のコラーゲンペプチドやコンビニ惣菜・冷凍食品向けゼラチンなどが販売を伸ばすとともに、原料高に対応した値上げと前期洪水被害を受けたインドでの生産回復などの効果で業績は好転する見込み。翌21/3期も業績拡大を予想する。ただし、魚皮など原料価格の高騰が収益の圧迫要因となっており、中期経営計画で目指す 21/3期の営業利益23億円の達成は難しそうだ。業績への影響が大きい為替の動向とあわせ、原料市況には引き続き注意が必要だと考える。

 

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