ワッツ(2735・JASDAQ スタンダード)

2012/08/06

新規出店が順調に進展。3Q累計では16%営業増益
リサーチノート
㈱QBR 堀内 敏成

震災が発生した前年同期の反動などから3Q3カ月では営業減益
同社の12年8月期第3四半期(3Q)累計(11年9月~12年5月)の連結業績は、売上高306億円(前 年同期比8.0%増)、営業利益15.8億円(同16.2%増)、純利益8.8億円(同13.3%増)であった。3Q(12年3~5月)の3カ月に限れば、連結業績は、売上高103億円(前年同期比4.0%増)、営業利益5.3億円(同10.5%減)、純利益2.8億円(同8.9%減)と増収減益だった。新規出店は順調に進んだものの、直営既存 店売上高は同2.4%減少(会社側の下期計画は同2.0%減)。震災発生に伴う日用雑貨の買いだめ需要によ り販売が伸びた前年同期(前々年同期比4.8%増)の反動が大きかった。3Q累計業績について会社側は、「ほぼ想定通り」としている。

3Q累計の新規出店は会社側通期計画を4店舗上回る
3Q3カ月の新規出店は(100円ショップ直営店)は36店舗と順調に進展。3Q累計では98店舗となり、会社が期初に公表した通期計画(94店舗)を早くも4店舗上回った。3Q3カ月の連結業績が営業減益となっ たのは、上記の通り直営既存店売上高が減収となったことに加え、新規出店の進捗に伴う出店コスト増も影響した。4Q(12年6~8月)も6月単月の新規出店が11店舗と高水準で推移しているが、会社側は「出店ペースを抑制し、立地・条件などを踏まえたバランスの良い出店を進めたい」としている。

3Q累計の直営既存店売上高は前年同期比0.9%増加
直営既存店売上高は3Q累計で前年同期比0.9%の増加となった(期初公表の会社通期計画は前期比0.6%減)。四半期別では、1Qが前年同期比3.4%増、2Qが同2.1%増、3Qが同2.4%減であった。客数の伸び(3Q累計で同1.9%増)が堅調な販売を支えており、減収となった3Qも客数は同0.4%増加した。主な要因は、 自社開発のお買い得商品「ワッツセレクト」の強化など。「ワッツセレクト」は10年8月期末で22 品目であったが、11年8月期末には121品目まで増加。さらに、今3Q末には142品目に達した。品目数増加が面 展開による効果的な訴求を可能とし、販売増につながっている。もっとも、今3Q3カ月における増加は1品目にとどまっており、会社側は今後、消費者の多様なニーズに対応しつつ、品目数の伸びを抑制し、商品の入れ替えを進める方針だ。

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