AOI TYO Holdings<3975>受注抑制一巡や五輪需要で、20/12期には業績復調へ

2019/05/13

受注抑制一巡や五輪需要で、20/12期には業績復調へ
ベーシックレポート
(株)QUICK  清水 康之

テレビCM制作の業界トップ
テレビCM制作大手のAOI Pro.とティー・ワイ・オーが経営統合に伴い17年1月に設立した共同持株会社。経営統合により業界トップに躍進。「動画広告事業(旧、広告映像制作事業)」を主力に、「ソリューション事業」では、広告主との直接取引による複合的なメディア展開や、動画を活用したウェブプロモーションなど支援する。

動画広告での圧倒的地位確立と、周辺領域や海外の強化図る
事業戦略の基本方針は、「動画広告事業」の安定成長と、「ソリューション事業」ならびに「海外事業」の拡大。「動画広告事業」では、テレビCM制作業界トップとして利益を確保しつつ、拡大するオンライン動画の取り込みを強化する。特にブランディング目的の高品質動画の需要を取り込むことで、動画広告市場での圧倒的な地位確立を狙う。一方、「ソリューション事業」は、広告主との直接取引や動画コンテンツマーケティング支援をベースに、動画と親和性の高いイベントやPRなどの領域にも事業を拡大。そこで使われるコンテンツとしての動画制作を強みに周辺ソリューションの機能強化を図る。「海外事業」では、M&A(合併・買収)も活用し、東南アジアでの事業拡大を狙う。

19/12期は先行投資や働き方改革対応による人員増が負担に
QUICK企業価値研究所では、19/12期の連結業績を売上高650億円(前期比横ばい)、営業利益26億円(同24%減)、続く、20/12期の連結業績を売上高680億円(同5%増)、営業利益32億円(同23%増)と予想。注力する「ソリューション事業」や「海外事業」が伸長するが、主力事業での受注抑制、不採算子会社の整理等で売上高が伸び悩む見通し。一方で、拡大する事業領域への投資や「働き方改革」対応による人員増強等で費用が先行、昨年10月に稼働した新管理システムの償却負担が本格化することも響く。ただ、20/12期には、受注抑制が一巡するうえ、東京五輪開催で広告制作が活発化することが見込まれ、全体の業績も復調するとみる

 

 

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