朝日工業(5456・JASDAQ スタンダード)

2012/07/27

鉄鋼分野と農業分野の2 本の収益の柱を持つ
ベーシックレポート
㈱QBR 中村 宏司

鉄鋼分野では鉄筋、農業分野では有機肥料、種苗を手がける
鉄筋用棒鋼を中心とした鉄鋼建設資材事業と有機肥料を中心とした 農業資材事業が収益の2 本柱。鉄鋼建設資材事業では、ねじ節鉄筋の 拡販に注力。農業資材事業では、種苗事業の耐病性大玉トマト「アニ モ」の拡販に注力している。このほかに、子会社では、土壌・水・大 気など環境に係る調査・分析や、 がれき類、コンクリートくず、木 くずなどの建設資材等のリサイクル も手がける。

農業分野を持っていることが将来の強みに
鉄鋼分野は鉄鋼市況に営業利益が左右されるが、農業分野の営業利 益は比較的安定している。国内鉄鋼市況は円高の進行により安価な輸 入鋼材が流入し低調な推移が続いており、鉄鋼関連分野は以前のよう な高い利益率が今後見込みにくい。このため、農業分野といった安定 した収益の柱を持っていることが、将来的には競合他社に対する強み になるものと考える。

12/3期は営業黒字に回復。13/3期以降も回復基調が続
12年3月期の連結業績は、売上高が11年3月期比7.0%増の43,375百万円、営業利益が194百万円(11年3月期は772百万円の損失)だ った。東日本大震災により低迷していた建設需要の回復により鉄鋼建 設資材事業が伸長し、増収、営業黒字となった。 QBRでは13年3月期は売上高47,000百万円(前期比8%増)、営業 利益1,000百万円(同5.1倍)を予想。震災復興による建設需要の増 加、有機肥料の銘柄拡充などにより増収増益を見込む。14年3月期は 売上高49,600百万円(13年3月期QBR予想比6%増)、営業利益1,700百万円(同70%増)を予想。ねじ節鉄筋の拡販や、有機肥料のアジア 市場への参入などにより増収増益基調が続くと考える。

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