アサンテ<6073>停滞している営業エリアの拡大が待たれる

2019/04/05

停滞している営業エリアの拡大が待たれる
アップデートレポート
(株)アイフィスジャパン  堀部  吉胤

19/3期の売上高は会社予想を若干下回ったとみられる
19/3期3Q累計(4-12月)業績は売上高113.7億円(前年同期比3.2%増)、営業利益21.2億円(同9.2%増)。夏場の記録的な猛暑により営業効率が低下し2Q(7-9月)は前年同期比微減収微減益と苦戦したが、3Q(10-12月)は概ね順調に推移した。開示されている月次売上高によると4-2月累計の売上高は132.0億円(前年同期比3.1%増)。1月の売上高がインフルエンザ流行の影響により前年同月比4.3%減と苦戦し伸び悩んだ。通期会社業績予想は売上高145.8億円(前期比4.2%増)、営業利益23.8億円(同12.1%増)。夏場の落ち込みを挽回するには至らず、売上高は会社予想を1.4億円程度下回ったとみるが、厳しい採用環境を受け人員採用が想定を下回って推移したことによる人件費の下振れなどにより各段階利益は会社予想に近い線を確保したとみる。

新たな手法による営業エリア拡大に期待したい
20/3期は10月に消費増税が予定されているが、期央のため駆け込み需要とその反動が概ね相殺され、着実な増収増益が見込めよう。
19/3期に新規出店はなかった。当社は上場以来、農協等との提携を前提にした新規出店による西日本への営業エリア拡大を基本戦略の一つに掲げているが、2015年4月の奈良支店の開設を最後に4年の長期に亘り出店が途絶えている。近畿では地場の白蟻業者と農協との結び付きが強く、農協との提携に苦戦しているとしている。かかる状況に対し、当社では戸建業者など木造戸建住宅を所有する個人とのパイプを持つ会社のM&Aなど営業エリア拡大のための新たな手法を模索しているもよう。新規出店と合わせ、今後の動向に注目したい。

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