和田興産<8931>マンション市況はやや軟調も、業績は堅調に推移しよう

2019/03/20

マンション市況はやや軟調も、業績は堅調に推移しよう
アップデートレポート
(株)アイフィスジャパン  堀部  吉胤

19/2期業績は会社予想をクリアしたとみる
19/2期3Q累計(3-11月)決算は、売上高276億円(前年同期比2.7%減)、営業利益23.2億円(同23.7%減)。当期は1Q(3-5月)に100戸超の大型マンションの引渡が2棟あったことからロケットスタートとなったが、2~3Q(6-11月)は引渡の端境期となり、微減収となった。営業減益率が大きくなったのは、マンションの粗利益率の低下とその他不動産販売事業に利益のほとんどない建築請負14.6億円が含まれていることによる。マンション市況はマンション価格上昇を受けやや軟調になっており、当社でも3Q(9-11月)竣工物件の中に売行きの鈍い物件があったが、4Q(12-2月)に若干の価格調整をして挽回したもよう。期初の会社予想ではマンションの粗利益率や販管費にバッファをみていることから、むしろ会社利益予想を上回って着地したとみる。

20/2期は引渡戸数減を販売単価の大幅上昇でカバー見込み
20/2期のマンションの竣工戸数は600戸弱と少なく、引渡戸数は600戸強と19/2期の会社予想760戸から大幅反落する見込み。マンションの粗利益率も土地代上昇などを受け低下傾向が続くだろう。しかし、既に完売している「ワコーレザ・神戸トアロード」(総戸数192戸)など高額物件が多く、販売単価が5,500万円近くと前期比30%余り上昇するとみられ、増収が見込まれる。その他不動産販売事業では、18/2期に売買契約済みの素地売り案件約10億円が引渡予定でもあることから、20/2期業績は小幅増益を確保できるとみる。21/2期には大阪市で当社初の供給となる「ワコーレ大阪新町タワーレジデンス」(同118戸)の引渡が控えていることなどから、業績は堅調に推移しよう。

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