星光PMC<4963>新規連結や原料安の効果で業績回復を見込む

2019/03/18

新規連結や原料安の効果で業績回復を見込む

ベーシックレポート
(株)QUICK 伊藤健悟

製紙用薬品の大手
印刷した際ににじみが出るのを防ぐサイズ剤や、強度を高める紙力増強剤など、製紙用薬品の大手。印刷インキやトナー向けの樹脂も手がける。14 年にKJ ケミカルズを子会社化して化成品分野に参入。19 年には新綜工業を子会社化した。

18/12 期は増収ながら原料高で減益に
18/12 期の連結業績は、売上高が前期比3%増の259 億円、営業利益が同11%減の20 億円で着地した。製紙用薬品事業は国内外で段ボール原紙向け紙力増強剤を中心に販売が拡大。印刷インキ用・記録材料用樹脂、化成品の両事業は販売が伸び悩んだが、連結全体で小幅増収となった。しかし利益面では、各事業での原料高や経費増加の影響が重く、2桁の減益を余儀なくされた。

新綜工業の寄与と原料価格下落で今期は増益を予想
続く19/12 期の連結業績についてQUICK 企業価値研究所では、売上高が前期比12%増の290 億円、営業利益が同24%増の25 億円を予想する。
従来は売上高270 億円、営業利益22 億円を予想していたが、19 年1 月に持分法適用会社だった新綜工業を連結子会社化したことなどを受けて、予想を修正した。紙や印刷用インキなどの生産は引き続き低迷する見通しだが、通信販売の増加などで板紙は堅調な推移が見込めるほか、環境対応型の水性グラビアインキ用樹脂などの拡大も予想される。原料市況下落もプラス要因となり、新綜工業の寄与とあわせて今期の業績は回復に向かおう。翌20/12 期も、海外での伸びやCNF(セルロースナノファイバー)の出荷増などにより、業績は拡大すると考える。
19/12 期~21/12 期を対象とした新中期経営計画では、これまで同様、国内事業基盤の強化や海外事業の拡大に注力する方針が示された。CNFなど環境対応製品も強化することで、最終年度に売上高320 億円、営業利益30 億円を目指す考え。

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