マックハウス(7603・JASDAQ スタンダード)

2012/07/19

不採算店のスクラップ完了、利益成長が続く見通し
ベーシックレポート
(株)QBR 橋爪 亜矢子

不採算店舗の退店を推進。前期は3期ぶりに営業黒字転換
カジュアル衣料専門店「マックハウス」などを運営。「東京靴流通センター」を展開するチヨダ(8185)の子会社で、住宅街近くのロードサイドや中小型ショッピングセンターを中心に国内480店舗(12年6月末現在)を展開する。消費者のデニム離れや小売各社の低価格ジーンズの参入などにより、従来の主力商品だったNB(ナショナルブランド)ジーンズの販売が低迷し、10年2月期、11年2月期は連続して最終赤字を計上した。ただ、不採算店舗の退店を進めるとともに、店舗イメージの刷新や商品構成の見直しによる既存店の活性化、値下げ販売の抑制による売上総利益率の改善などにより12年2月期は3期ぶりに営業黒字に転じた。

「低マージン・低コスト型」からの脱却
同社は「低マージン・低コスト型」の収益構造からの脱却を図っている。ロードサイドなどへの出店が多いことから同業と比べて単位面積当たりの売上高が小さく、これまで売上総利益率の低さを地代家賃など販管費率の低さでカバーしていた。だが、値下げ販売の抑制やPB商品など高採算商品の寄与などにより売上総利益率が改善したうえ、不採算店舗の退店や折込チラシの見直しなどの効果で販管費率も低下し、12年2月期の営業利益率は同業を上回った。

PB 商品拡販などによる売上総利益率改善の継続を予想
13年2月期1Q(12年3~5月)の単独業績は、値下げ販売の抑制による客単価の上昇などにより、前年同期比95%の営業増益となった。底堅い既存店売上高を前提にQBR は13年2月期営業利益が前期比45%増の30億円、14年2月期が13年2月期QBR 予想比10%増の33億円を予想する。商品面での差別化と新規顧客層の拡大に注力していることや既存店舗の改装効果などが徐々に顕在化。高採算なPB商品の販売構成比の高まりなどによる売上総利益率の改善が背景である。

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