グローバルウェイ<3936> ソーシャル・ウェブメディア事業の投資負担重く、営業損失継続を見込む

2019/01/23

転職口コミサイト「キャリコネ」と企業向けクラウド型業務アプリ導入サービスを提供
ソーシャル・ウェブメディア事業の投資負担重く、営業損失継続を見込む

業種: 情報・通信業
アナリスト: 難波 剛

◆ 転職口コミサイト運営と企業向けアプリケーション導入を支援
・グローバルウェイ(以下、同社)は、個人利用者を対象とした転職口コミサイト「キャリコネ」の運営及び、企業を対象としてクラウドアプリケーション『Voxer』を含むシステム開発・導入支援サービスを提供している。

◆ 19年3月期上期は、売上高699百万円、営業利益7百万円
・ 19/3期第2四半期累計業績は、売上高699百万円、営業利益7百万円、経常利益11百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益0百万円となった。今期より連結決算に移行したため、前期比較は行っていない。セグメント別売上高は、ソーシャル・ウェブメディア事業が328百万円、ビジネス・ウェブアプリケーション事業が371百万円となった。

◆ 通期会社予想は期初予想を据え置く
・同社は、期初に19/3期個別業績予想として売上高1,500百万円、営業利益5百万円の予想を発表していたが、第1四半期より連結財務諸表を作成した後も影響は軽微として、当初の予想を連結業績予想として据え置いた。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、19/3期業績に関して、売上高1,457百万円、営業損失14百万円、経常損失14百万円、当期純損失14百万円の予想を据え置いた。

◆ 投資に際しての留意点
・同社は19/3期について非常に低い利益水準を予想している。当センターでは、同社の計画達成は困難と考え、3期連続の営業損失を予想する。自己資本比率も18/3期の赤字を受けて低下しているため、財務面の安全性には、留意が必要である。
・また、18/3期には、買収して日が浅い企業に関して減損処理したことに加えて、18年の株主総会では、監査法人の変更、監査役の辞任、19年2月の臨時株主総会では減資が予定されており、会計面やガバナンスの観点から注意が必要と考える。

>>続きはこちら(1.72 MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ