バリューゴルフ<3931> 上期は大幅減益となったものの、20年1月期以降は業績回復を予想する

2018/11/26

ゴルファーのプレー予約マッチングサービス「1人予約ランド」を運営
上期は大幅減益となったものの、20年1月期以降は業績回復を予想する

業種: 情報・通信業
アナリスト: 大間知淳

◆ ゴルファーのプレー予約マッチングサービス等を展開
・バリューゴルフ(以下、同社)は、ゴルファーのプレー予約マッチングサービス「1人予約ランド」を運営する情報サービス会社である。
・1人予約ランドの運営やゴルフ用品等の販売などを行うゴルフ事業を主体に、求人・ブライダルメディア向け原稿制作を請負う広告メディア制作事業や、医療書籍出版を中心としたメディカル事業を兼営している。

◆ 19年1月期上期決算は2%減収、63%営業減益
・19/1期第2四半期累計期間(以下、上期)の決算は、1.7%減収、63.1%営業減益、66.5%経常減益であった。前上期が好調であったゴルフ用品等の販売子会社ジープとメディカル事業の落ち込みや、広告メディア制作事業の不振継続、管理コストの増加等により、大幅減益となった。

◆ 19年1月期の会社計画は9%営業減益に下方修正された
・19/1期上期実績と8月に買収した産経旅行の状況等を踏まえて、同社は前期比11.8%増収、30.4%営業増益としていた19/1期計画を、31.2%増収、8.6%営業減益に修正した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、ジープや、広告メディア制作事業、メディカル事業の予想を減額したことや、産経旅行の買収の影響を織り込んだことから、19/1期の業績予想を見直し、売上高は3,588百万円→4,068万円(前期比30.8%増)に、営業利益は218百万円→130百万円(同21.2%減)に修正した。

◆ 20年1月期以降は業績回復を予想する
・当センターでは、1人予約ランド等を中心とする単体ゴルフ事業の成長に、ジープの業績回復や産経旅行の収益貢献が加わると想定し、20/1期は前期比36.1%、21/1期は同26.0%の営業増益を予想している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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