ネオジャパン<3921> 成長する市場でのシェア拡大と新製品の投入で年率20%弱の利益成長を目指す

2016/11/22

グループウェアソフトをパッケージとクラウドの形態で提供するソフトウェア開発会社
成長する市場でのシェア拡大と新製品の投入で年率20%弱の利益成長を目指す

業種: 情報・通信業
アナリスト:大間知淳

1.会社概要
・ネオジャパン(以下、同社)は、グループウェアを中心とした各種コンピュータソフトを企業や官公庁、自治体などに対し、パッケージ販売とクラウドサービスの形態で提供する独立系のソフトウェア開発会社である。

2.財務面の分析
・12/1期~16/1期の決算をみると、ユーザー数の着実な増加を背景に、売上高は年平均8.0%増、経常利益は同35.2%増と順調に拡大した。
・他社との比較では、収益性と成長性の財務指標は魅力的な水準にある。

3.非財務面の分析
・同社の知的資本の源泉は、新技術をあらゆるユーザーに対して低価格で早期に提供する姿勢にある。

4.経営戦略の分析
・成長が見込まれるグループウェア市場でのシェア拡大と周辺市場での高付加価値製品の投入により、長期的に年率20%弱の増益を目指している。
・マレーシアを手始めに、日本と商習慣が似ている東南アジアのグループウェア市場への進出を計画している。

5.アナリストの評価
・証券リサーチセンター(以下、当センター)では、グループウェアソフトを中心としたクラウドサービスの拡大をけん引役に、17/1期は前期比11.3%増、18/1期は同16.9%増、19/1期は同18.4%増の営業増益を予想している。
・同社の業績は減価償却費や広告宣伝費の増減によって利益が変動しやすい傾向があり、当センターでは、利益よりも利益に減価償却費と広告宣伝費を加算した金額の方が、同社の収益力の実態をより良く反映していると考えている。

 

 

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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