ベーシック(519A)既存プロダクトの機能拡大と新規プロダクトの開発による売上拡大に期待
連携可能な複数プロダクトのリリースによりサービスの厚みが増す
既存プロダクトの機能拡大と新規プロダクトの開発による売上拡大に期待
業種:情報・通信業
アナリスト:髙木伸行
◆ 企業のフロントオフィス領域のワークフローを効率化・自動化
ベーシック(以下、同社)は「事業の成長を人の数で解決しない」をパーパスに掲げ、企業内のすべての業務プロセス(以下、ワークフロー)がシームレスにつながり、透明性とスピードが担保されている状態へと再設計する「ワークフローカンパニー」である。企業の問題解決力と生産性の向上をサポートし、フロントオフィス領域注1におけるDX注2およびAX注3を推進する事業を展開している。
フロントオフィス領域は部門間連携や情報共有が難しく、属人化しやすいといった非効率な側面を持つ。この非効率の解消に向けて、同社はferret Growth Suite(フェレット・グロース・スイート、BtoBマーケティング・セールス領域おけるプロダクト群)及びrun Suite(ラン・スイート、カスタマーサポート領域におけるプロダクト群)を提供している(図表1)。
26/12期に入り新規プロダクトを相次いで投入しているが、今後も、各Suiteにおいて費用対効果が高く、導入が容易なプロダクトを順次リリースしてゆく考えである。また、26年1月にリリースされたworkrun(ワークラン)により、AIがツール間のデータを接続して部門を跨ぐ複雑なワークフローの最適化を実現することも可能にしている(図表2)。
各Suiteの中核プロダクトはferret One、及びformrunとなる。ferret Oneはサイト制作、ランディングページ制作、アクセス解析、メール配信など、Webマーケティング業務に必要な機能がそろったサービスであり、25年末時点で、500社以上の顧客に利用されている。formrunは問い合わせ、資料請求、応募等の入力を起点として、通知・担当アサイン・対応・完了記録までを一気通貫で管理できる仕組みを提供するツールである。25年末時点で5,000社以上の顧客と累計50万超のユーザーに利用されている。
同社の収益形態は、月額・年額課金による「サブスクリプション収益」と、導入支援や運用コンサルティングといったプロフェッショナルサービスを中心とした「ソリューション収益」に分類される(図表3)。
サブスクリプション収益は各プロダクトをクラウドサービスとして継続的に提供することにより得ているストック型の収益である。
ソリューション収益は、主に各プロダクトの初期導入支援、運用コンサルティングといったプロフェッショナルサービスと呼ばれる単発でのサービス提供によるもので、スポット型の収益となる。

