セイワホールディングス(523A)未公表・未確定のM&Aは含まない前提で今期は20%超の増収増益を計画

2026/07/24

ほぼ計画どおりの26年5月期決算
未公表・未確定のM&Aは含まない前提で今期は20%超の増収増益を計画

業種:金属製品
アナリスト:髙木伸行

◆ 事業承継に悩む中小メーカーをM&Aにより支援
セイワホールディングス(以下、同社)は、後継者不足に悩む、製造業を営む国内中小企業を主な対象としてM&Aにより事業承継し、持株会社としてグループ企業管理を行っているシリアルアクワイアラー(連続買収企業)注1である。子会社15社で事業活動を行っている。

事業承継に際しては、モノづくりにおいて、①高い市場シェア、②高い参入障壁、③独自の技術・設備・特許、④高度な人材、⑤代替可能性が低い製品、サービスを保有しており、ニッチトップになり得る素養がありながら、後継者不在のため存続が困難な中小企業を対象としている。買収候補先のソーシングについては、自社開拓に加え、仲介会社や金融機関等からの紹介を利用している。

M&Aの対象先の規模としてはEBITDA1~3億円の企業を中心としているが、10億円規模の案件についても検討対象としている。原則としてEV/EBITDA倍率注2が5倍前後以内といった価格により買収している。

◆ セイワプラットフォーム
買収後は同社独自の経営支援・事業承継支援の基盤であるセイワプラットフォームを通じて、グループ全体の成長を追求している。セイワプラットフォームには中小製造企業単独では保有することが難しい機能が揃っており、グループ企業へ事業支援を行う上で重要な役割を果たしている。

セイワプラットフォームを通じて、グループ会社のバックオフィス機能を集中することによりコスト削減を図るとともに、各子会社が事業に専念できる環境を整えている。また、営業・製造・開発等の戦略策定や生産性向上のための支援を行っている。生産性向上や事業拡大によって得られた資金をセイワプラットフォームの強化、設備投資、新規M&Aに活用することで競争力を更に強化するというプラスの循環を意識している。

◆ 関係会社の状況
同社の連結子会社で事業活動を行っている先は15社ある(図表1)。27/5期に入って2件のM&Aや事業譲受を行った。ひとつは金属製品塗装・組立を行う大庭塗装工業所の買収、もう一件は、三鷹金属工業(愛知県あま市)から金属表面処理事業を同社子会社の冨士鍍金工業所が譲り受けている。

>>続きはこちら(1MB)

一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ