ビーブレイクシステムズ<3986> 次世代MA-EYESの発売による業績への影響に注目したい

2019/10/18

サービス業向けを中心にERPソフトウェア「MA-EYES」を開発・提供
次世代MA-EYESの発売による業績への影響に注目したい

業種:情報・通信業
アナリスト:大間知 淳

◆ サービス業向けを中心とするERPソフトウェアを開発・提供
・ビーブレイクシステムズ(以下、同社)は、労働集約型・プロジェクト型のサービス業向けを中心にERPソフトウェア「MA-EYES(エムエーアイズ)」を開発・提供する独立系の情報サービス会社である。
・MA-EYESをSaaS形態や一括導入形態で提供するパッケージ事業と、システムインテグレーター等の顧客企業に常駐して開発を行うシステムインテグレーション事業を兼営し、両事業の繁閑に応じて機動的に技術者の配置を変更する体制を採っている。

◆ 19年6月期決算は0.3%減収、4.7%営業減益
・19/6期決算は、0.3%減収、4.7%営業減益であった。高利益率のパッケージ事業は拡大したものの、不採算案件に伴うコスト負担や機会損失の発生があり、会社計画を下回る着地となった。

◆ 20年6月期の会社計画は5.8%増収、5.8%営業増益
・20/6期について同社は、パッケージ事業の成長持続を前提に、5.8%増収、5.8%営業増益を計画している。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、19/6期実績や、同社の施策等を踏まえて20/6期の業績予想を見直し、売上高を1,170百万円→1,175百万円(前期比4.1%増)、営業利益を175百万円→167百万円(同3.9%増)に修正した。

◆ 次世代MA-EYESの発売による業績への影響に注目したい
・同社は、20/6期より次世代EA-EYESの本格開発に着手すると公表した。発売時期や新機能等を明らかにしていないため、当センターでは、新製品の発売による業績への影響は織り込んでいない。
・MA-EYESは同社の基幹製品であるため、同社が競争力を大きく向上させた新製品の開発に成功した場合、同社の業績に大きな影響を与える可能性があることから、当センターではその動向に注目している。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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