ダイワボウホールディングス(3107)の中間決算は、需要反動減に加えて不透明な市場環境の影響を受けながらも、上期として過去3番目の利益水準を確保

2021/12/08



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説明会開催日:2021年11月16日
代表取締役社長 西村 幸浩氏

 

◎決算ハイライト
・売上は3,506億円、営業利益は-9.6%の98億円
・2022年3月期より企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」を適用 – ITインフラ流通事業の一部取引について売上高の計上方法を変更
・会計基準変更の影響額は売上高としては331億円のマイナス、従来基準比較で売上は前年同期比-9.6%
▽ITインフラ流通事業(売上構成比89.9%)
・企業向けはサブスクリプション型サービスの契約数が増加し、オフィス環境の整備によるモニタ販売等が好調ながらも、PC販売等は低調に推移
・文教市場は前期のGIGAスクール構想に伴う端末出荷と比較して減収
・コンシューマ向け市場は前期と比較してPC・周辺機器の販売が減少
▽繊維事業(売上構成比8.4%)
・建材用などの合繊原綿や環境負荷の少ないレーヨンが堅調だが、除菌関連需要の反動に加えて産業資材・衣料品等の販売が継続して低迷
▽産業機械事業(売上構成比1.6%)
・受注環境の回復が見られ、改造・部品交換などのサービス売上も増加したものの、前期の受注減少と資材価格高騰の影響を受けて減収減益

 

◎2022年3月期 通期業績見通し
・GIGAスクール構想・テレワーク需要の反動減、収益認識基準の適用を考慮し、売上は8,200億円、営業利益は18.6%減の285億円を予想
<事業戦略>ITインフラ流通事業
・ITデバイス流通におけるカテゴリごとのシェア獲得
・高度サポート機能の実装・強化
・クラウドディストリビューターとしてのブランディング
・サプライチェーン全体につながる生産性向上
▽メーカー(仕入先)との連携体制
・市場動向や生産状況を踏まえた戦略的な調達と拡販体制の構築
・オートメーションによるスピーディな在庫管理
・メーカーとバイヤーの連携による販売支援
▽教育ICT分野への継続的な取り組み
・ICT導入後の活用や課題解決を幅広いメニューで支援
・全国の高校における最適かつ効率的なICT整備に貢献
▽iKAZUCHI(雷)によるサブスクリプション拡大
・2024/3までの3ヵ年で取扱高2.5倍以上の成長を目指す
・全国の販売パートナーのサブスクビジネスを支援
・「マルチベンダー」の強みを生かして単独ベンダーではできない付加価値を創出
▽インフラビジネスの提案力強化
・強みのあるエンドポイント(端末)に加えてクラウドからオンプレ、サポートまでシステム全体を支援できるビジネスモデル構築
・全方位の案件対応によって「すべてを任せられる価値」を提供
<事業戦略>繊維事業
・ESGを軸にした働き甲斐のある会社への変革
・ファイバー戦略の深耕による独自素材の開発強化
・投下資金効率を意識した事業活動
▽ファイバー戦略の深耕による独自素材の開発
・技術・開発本部新設による横断的な研究開発体制
・産学官連携による研究開発領域の拡大
<事業戦略>産業機械事業
・工作機械における潜在市場への事業拡大
・自動機械における包装機自動化需要の取り込み
・サービス強化による収益力向上

 

◎株主還元
・中間配当:2022/3期より中間配当を実施(中間30円+期末30円)
・自己株式取得:20億円(2021/5/14~2021/8/31)
・配当性向31.2%、総還元性向41.8%

 

◎グループとしてのサステナビリティ
▽上期の主な取り組み
・マテリアリティ策定
・取締役会の独立性と多様性の向上(独立社外取締役比率57%、女性取締役比率29%)
・経済産業省が定める「DX認定」を取得
▽下期の主な取り組み予定
・プライム市場選択(申請済み)
・ESGデータ開示項目の拡充
・ESGに関する基本的な考え方の公表
・気候変動関連情報の開示に向けた取り組み
▽継続的なESG活動
・ESG推進委員会 / ESG推進会議
・サステナビリティサイト

 


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