グローバル・ワン不動産投資法人(8958)の第34期決算は、南青山の⼀時的収入の反動減により減収なるも、フリーレント解消による賃料増額効果と工事関連費用の反動減により増益

2020/12/11



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説明会開催日:2020年11月25日
代表取締役社長 古城 謙治氏

◎決算ハイライトと業績予想
・営業収益は57.3億円(前期比-2.2%)、当期純利益は23.5億円(+3.6%)、1口当たり分配金は2,443円(+84円)
・当期分配金は予想比プラス43円の2,443円で着地
・南青山の⼀時的収入の反動減により減収なるも、フリーレント解消による賃料増額効果と、工事関連費用の反動減により増益
・第35期は豊洲の大口テナント退去や修繕費増加等の減益要因あるも、賃料増額改定やフリーレント解消により分配金は2,400円を見込む
・第36期はテナント退去による減収を賃料増額改定とフリーレント解消で打ち返すも、公租公課の増加等により減益見込み
・また大口テナント退去に伴う⼀時的な収入減に対し、圧縮積立金取崩しにより分配金2,400円を見込む

 

◎運用状況
▽内部成長
・ポートフォリオ稼働率は前期比△2.2ポイントの97.6%へ低下(2020年9月末時点)
・豊洲は大口テナント退去により稼働率は低下するも、埋戻しによるアップサイドの余地あり。その他物件は高位安定稼働
・テナント入替・賃料改定による賃料増額により、契約ベースの月額賃料は15.9百万円増加
・13期連続して賃料増額改定実現の見込み、増額基調は不変
・稼働率を意識しつつ、レントギャップ縮小による賃料増額改定を目指す
・さいたまを除き、マーケット賃料は半年前と横ばいの水準
▽外部成長
・厳選投資継続による収益安定のための資産規模拡大
・ポートフォリオの質の向上のための資産入替を継続検討
▽財務
・長期固定化と財務コスト削減の両立を継続
・リファイナンスで長期化(7.8年→8.5年)・期日分散・財務コスト削減を推進
▽ESGへの取組み
・ESG全般で幅広い取組みを進める中、特にS(社会)へ注力
・2019年に続き2回目のGRESB参加
・不動産におけるESGへの配慮が中長期的な顧客の利益の最大化に資するものと考え、ESG方針に基づき各種取組みを推進
・GORの取組みを継続的かつ組織的に推進するために、ESG推進協議会を開催(3か月に1回以上)
・GARは「21世紀金融行動原則」に署名(2020年3月)
・2020年5月よりGORホームページに GRIスタンダード対照表を掲載
<環境>
・品川で「CASBEE-不動産」評価認証“Sランク”を新規取得し、ポートフォリオ内カバー率はKPI目標の70%以上をクリア
・グリーンローンによる借入を継続して実施
・ポートフォリオ11物件中6物件でグリーンリース契約を締結
・エネルギー関連消費量の削減は中⻑期目標を上回るペースで進捗
・ポートフォリオ11物件中7物件で再生水を利用
<社会>
・テナントへの取組み
キッチンカーの誘致(横浜)、デジタルサイネージの設置(豊洲)、テレキューブの設置(豊洲)、新型コロナ対策、テナント満足度調査の実施
・GAR従業員への取組み
従業員満足度調査、コンプライアンス・ESG研修、外部研修への参加支援・社内研修制度、透明性の高い人事評価制度、福利厚生制度の充実、勤務制度の柔軟化推進、新型コロナ対策、資格取得支援
<ガバナンス>
・利益相反防止体制
・セイムボート出資
・スポンサーサポート
<マテリアリティ>
・マテリアリティを更新し、定量目標・KPIを新たに追加設定

 


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