エヌ・シー・エヌ(7057)の田鎖社長、「地震で壊れない建物を設計する」

2019/03/14

14日、エヌ・シー・エヌ(7057)が東証ジャスダックスタンダードに新規上場した。初値は公開価格の800円を51.75%上回る1214円で、終値は1100円だった。耐震性が高いSE構法による木造建築関連事業を手掛ける。田鎖郁男社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

田鎖社長によると、SE構法の家は高断熱・高気密の設計になっている。また、デザインの自由度も高い。

田鎖社長によると、SE構法の家は高断熱・高気密の設計になっている。また、デザインの自由度も高い。

―初値の評価は
非常に多くの人が株式を欲していると知り、この機会に多くの投資家にニーズがあったと理解している。

―事業の特徴や目的は
SE構法という木造建築の構法システムを販売している。構造設計を施し現場を管理し、20年の性能保証を行ってきた。日本に安心・安全な木構造を普及させる。日本の建築基準法上、鉄骨やRC造の建物には構造計算の義務があるが、ほとんどの木造建築物は特例で構造計算の義務がなく、地震で建物が壊れても原因が分からない。

もう一つは、資産価値のある住宅を提供する仕組みをつくる。日本の木造住宅は20年経過すると評価されないのがこの業界の通例で、中古住宅には値段が付かない。価値の目減りだけではなく、裏側には住宅ローンにおける自殺者の問題がある。アメリカではノンリコースローンの仕組みがあり担保となる住宅を返せば良いが、日本では生命保険を担保に自殺するという問題がある。社会全体で解決するためにこの会社を作った。社名は、既存の問題を打ち破る企業の集合体という趣旨でNew Constructor’s Networkとした。

住宅分野では工務店514社をネットワーク化し、構造計算や構造材を供給する。木造の構造設計技術をまだ保有していない大手ハウスメーカーにOEM供給も行っている。国立競技場の木造化など、コンクリートから木造へという流れのなかで、記事の全文はこちら

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