上場会見:ギークス(7060)の曽根原社長、「ITフリーランス市場を牽引」
2019/03/20
20日、ギークス(7060)が東証マザーズに上場した。初値は公開価格の1930円を50.26%上回る2900円で、終値は3400円だった。ITフリーランスと企業をマッチングするIT人材事業やゲーム開発事業などを手掛ける。共同で創業したウェブドゥジャパン(現クルーズ、2138)の子会社として設立したベインキャリージャパンをMBOで2009年に取得し、商号変更した。曽根原稔人(なるひと)社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

曽根原社長によると、社名は、インターネットやITに精通した人を指すギークと、テック(tech)を組み合わせた造語に由来する。自分たちで新しいことに挑戦できる会社にしようという思いを込めたという。
―初値が公開価格を上回った
投資家の期待が高い。その期待に応えるべく、グループ全体で成長に邁進していきたい。
―市場の期待とは
企業に勤めている人たちは人材不足を感じていて、フリーランスの活用という仕組みに対する期待が表れていると思う。
―ビジネスの特徴や強みは
利用企業は何らかのインターネットのサービスやプロダクトを開発している。開発は要件定義、設計・プログラミング、運用という流れになるが 設計・プログラミングの工程に工数、人手がかかる。この分野をボリュームゾーンと捉え、マッチングサービスを提供する。プロジェクト開始前にマッチングを想定するケースや、思ったより採用できない、退職者が出た、繁忙期に人が足りないという企業のオーダーに応えている。
フリーランスのエンジニアに仕事を紹介するだけでなく、働き方を支援する事業もある。フリーランスは正社員ではないので、企業の記事の全文はこちら

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