上場会見:KHC(1451)の渡辺社長、「マルチブランドで集客」

2019/03/19

19日、KHC(1451)が東証2部に上場した。初値は公開価格の850円を2.12%下回る832円で、終値は810円だった。グループ5社が独自ブランドの住宅請負事業を手掛ける。渡辺喜夫社長が東京証券取引所で上場会見を行った。

渡辺社長によれば、設計部門では技術者が切磋琢磨する環境ができているという。

渡辺社長によれば、設計部門では技術者が切磋琢磨する環境ができているという。

―初値が公開価格を下回った
市場の評価と真摯に受け止めている。今後は株主の期待に応えられるように経営努力をしていきたい。

―事業の特徴は
マルチブランド戦略だ。顧客が家を建てるときには、自分に合う会社かどうか考える。一般的な企業内ブランドでは、営業担当者との相性によっては顧客が他社に流出する。我々はグループ内に異なるブランドを持つ会社があり、顧客がある会社と合わなくても、グループの他の会社へ送客することで流出を防ぐ。我々の業界は集客が命で、良い建物を建てても集客力がなければ意味がない。顧客ニーズは多様化しており、広い顧客層への集客効果の観点から、この方法が最も優れていると考え、継続してきた。

最大の強みは42年間の事業に基づく情報量と、グループ従業員の3分の1を占める技術者が持つ設計力だ。差別化のためにグループのなかに共通部門がある。一つは不動産部門で、子会社の勝美住宅に情報を集約して用地取得を行い、土地情報を他の会社と共有する。Laboには技術者集団が存在し、各社が受注する住宅の設計・施工を担う。

マルチブランド戦略と共通部門の活用で土地・建物の両方に強みがあり、年間400棟の住宅を15年以上供給している。

―共通部門によるコストコントロールについて
勝美住宅とLaboが持つ部門を他の3社が持たず、記事の全文はこちら

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