パイプドビッツ(3831 東証マザーズ)

2012/06/15

事業コンセプトは顧客企業の情報資産を有効に活用する「情報資産の銀行」
業種:情報・通信業
アナリスト:馬目 俊一郎

四半期進ちょく/予定 通期財務状況 コンセンサス/目標株価 業種比較 業績トピックス

 ◆顧客企業のマーケティングをサポートする「情報資産の銀行」
・同社は「情報資産の銀行」を事業コンセプトに、主力事業の「情報資産プラットフォーム事業」のほか、「メディアEC事業」や「EC運営事業」の3事業を営んでいる。

◆2012年2月期は増収ながら営業減益の着地
・2012年2月期決算は売上高が前期比34.7%増の17.8億円となるも、営業利益は新規事業の経費先行で同6.8%減の2.2億円、当期純利益は特別損失消滅で同23.0%増の1.3億円で着地。情報資産プラットフォーム「スパイラル」の機能追加に加え、会計クラウド事業と美容師名鑑事業の買収などが寄与。これら事業ポートフォリオの拡充で、有効アカウント数は11 年2 月期末の2,070件から12年2月期には3,067件に増加するなど、同社のストック型ビジネスモデルの事業基盤が強化されている。

◆ 2013年2月期の会社計画は4期ぶりの営業増益を見込む
・2013年2月期の会社計画は売上高が前期比28.5%増の23.0億円、営業利益は同40.5%増の3.2億円、当期純利益は同35.5%増の1.8億円を見込む。前期の事業ポートフォリオ拡充策やM&A案件の通年寄与が見込まれるうえ、本格稼働2年目のメディアEC事業とEC運営事業も、顧客層の拡大で増収が見込まれる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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