ラクーン(3031 東証マザーズ)

2013/06/28

アパレル・雑貨に特化したB to B サイト「スーパーデリバリー」を運営
新サービス提供で会員小売店のアップ・セル及びクロス・セルを目論む

業種:卸売業
アナリスト:馬目俊一郎

◆B to B サイト「スーパーデリバリー」で効率的な卸機能を提供
・ラクーン(以下、同社)の主力事業は、アパレル・雑貨に特化したB to B サイトの「スーパーデリバリー」で、売り手の出展企業と買い手の小売店 向けに卸機能プラットフォームを提供している。

◆13 年4 月期は29.1%営業増益
・13/4 期は売上高が前期比7.6%増の97.9 億円、営業利益は同29.1%増 の1.8 億円となった。スーパーデリバリーが会員小売店の増加で順調に 拡大し、売掛債権保証事業における営業人員拡充などの先行投資負担 を吸収した。

◆14 年4 月期について会社は21.5%~27.1%営業増益を見込む
・14/4 期について、会社は売上高が前期比5.2%~8.3%増の103.0 億円 ~106.0 億円、営業利益は同21.5%~27.1%増の2.2 億円~2.3 億円を 見込んでいる。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、実稼働の購入者数と客単 価の伸長率が想定を下回っているため従来の業績予想を見直し、14/4 期予想は売上高111.7 億円→105.5 億円(前期比7.8%増)、営業利益 2.3 億円→2.2 億円(同21.5%増)に修正した。

◆適正株価水準は440 円前後を想定
・同社の中期的な適正株価水準は、現在の今期予想基準PER 16.1 倍に 当センターの16/4 期予想EPS27.0 円を当てはめた440 円前後と想定さ れる。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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