T-Modelインベストメント株式会社

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アナリスト時代に開発した株価の先行指標「T-Model」による的確な予測に定評があり、現在は物理学の法則をベースにした運用ツールを提供するT-Modelインベストメントの塚澤健二のコラム。
【T-Modelインベストメント株式会社】

2012年は『火(カ)・水(ミ)・風』の『火』の年

14日、12時28分に北緯36.3東経141.6でM5.5の地震が起き、15時22分に北緯36.3東経141.8でM6.2の地震が発生。同じ日に全く同じ場所で2度の比較的大きな地震が発生した。1回目は深度20キロで、2回目はごく浅いところとで、これがより陸地に近いところで起きればもっと大きな震度になっていた。

地震が頻繁に起きる中、2月9日女性自身に『富士山噴火の衝撃シュミレーション「1千万人が帰宅難民に」』という記事が掲載されている。

『1月28日、富士山の北東にある富士五湖周辺で震度5弱の地震が発生した。気象庁は発生直後の会見で「火山活動との関連性はない」と発表したが、「富士山は必ず噴火します」と断言するのは、三原山大噴火、阪神・淡路大震災などを予知してきた木村政昭・琉球大学名誉教授。

「富士山の地下20キロほどにマグマ溜まりがあることがわかったのが30年ほど前。それが10年前には10キロまでに。今回の東日本大震災で、マグマの動きがさらに活発になっています。ここで大きな地震が起これば、誘発されて大噴火する可能性も否定できません」

先月には東京大学地震研究所が「東京直下型地震が4年以内に起こる確率は70%」と衝撃的な予測をしたばかり。もはや富士山噴火は、免れないことなのかもしれない。

では、富士山が噴火した場合、どんなことが起こるのだろうか。専門家の話をもとに、緊急シュミレーションをしてみた。

○月○日午前10時。富士山が噴火。その後、強い偏西風にのり、噴火から2時間半ほどで東京都内に降灰が始まる。東海道新幹線、東名高速道路は直ちに通行禁止になり、電車、飛行機など交通機関もストップ。火山灰が各地の発電所・送電所などの機器をショートさせ、噴火から1日もたたずに首都圏全域が大停電に。

降灰が続く街では、家路を急ぐ人たちが駅に殺到。しかし電車の運休を知り、歩いて帰宅する帰宅困難者が道路にあふれ出る。コンピューターネットワークの故障により携帯やスマホは、通話もメールも不通となる。火山灰により車や自転車が使えず、帰宅困難者は、首都直下地震時の予想を超え、1千万人を超える。

噴火から1週間–。首都圏の水がめは火山灰で汚染され上水道は断水状態が続く。下水道も灰が詰まり、避難所の仮設トイレには長蛇の列。しかもそこは排泄物であふれている。避難所の人たちは真っ黒に汚れたまま、咳をしながら横たわっている。噴火は繰り返され2カ月以上も続き、東京は陸の孤島に。そして街は完全な無法状態に…

…。

このシュミレーションはあくまで最悪のケースである。しかし、大げさな話とは思わないでほしい。「想定外」が起こることは、東日本大震災で思い知ったのだから――。』

今回出版させていただいた『そして大恐慌が仕組まれる』でも第5章「今、そこにある危機」の「迫りくる食糧危機」のなかでも、

『日本の近代史上最大の災禍といわれ、江戸四大飢饉の一つに数えられる「天明の大飢饉(1782年~1787年)」を引き起こしたのは、1783年8月の浅間山大噴火を原因とする異常気象と考えられています。

(中略)

田沼意次は天明の大飢饉が原因で失脚したとされています。また、1789年のフランス革命の引き金を引いたのはラカギル山の噴火だという説もあります。火山の大噴火は異常気象を発生させて飢饉=食糧危機を引き起こすばかりでなく、政変の導火線に火を点けることもあるわけです』と火山噴火の恐ろしさについて触れている。

近年の自然災害を振り返ると、2010年8月最大瞬間風速65mのCharley(チャーリー)がフロリダ半島を襲った後、9月にはFrances(フランシス)、Ivan(アイバン)、Jeanne(ジーン)といった大型ハリケーンがほぼ10日おきに南東部で猛威を振るい大きな被害をもたらした。10年10月5日付けのトリビューン紙では、「損害保険会社グループによる4つのハリケーンによる経済的損失は220~230億ドルと推計され、1992年のAndrew(アンドリュー)による被害額209億ドルを上回るばかりか、同年のIniki(イニキ)による被害を合わせた米国史上最大の年間被害額230億ドルに迫る勢いです。」と報じている。

また、昨年は誰もが忘れることができない「東日本大震災」による津波の猛威を知らされ、タイでは7月から3ヶ月も洪水が続き、400人以上が死亡し、230万人に影響を及ぼした。

仏教では地水火風空(ちすいかいくうふう)が万物を構成する5つの元素(5大、5輪)と定義されている。そして、それらを結合するものが『愛』であり、分離させるものが『争い』とも云われている。2010年から世界的に猛威を振るっている自然災害は、『愛』が無くなり『争い』ばかりになってしまった地球を浄化しているようにも見えるし、神の怒りのようにも思えてくる。

『風』が猛威を振るった2010年、そして『水』の恐怖を知らされた2011年。『風』『水』と進んできた2012年はどんな自然災害が待ち受けているのだろうか?『神風(カミカゼ)』を言い換えれば『火(カ)・水(ミ)・風』であり、残る自然災害はやはり『火』となってしまう。それは冒頭の記事と重なるが『火』は火山爆発を意味する。そうならないためにも一人ひとりが『愛』の気持ちで毎日を過ごしていくことがより重要な年を迎えている。

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