拡大するJ-REIT市場~不動産投資市場拡大に向けた成長戦略を公表~

2016/05/18

2020年に向けた不動産投資市場の成長戦略がJ-REIT市場の成長を後押し

    2001年9月に2銘柄、時価総額約2,600億円でスタートしたJ-REIT市場は、2016年4月末現在、54銘柄、時価総額約12兆円と大きく拡大し(図1)、世界のREIT市場の中でも米国に次ぐ世界第2位の規模*と、存在感を高めております。拡大を続けてきたJ-REIT市場ですが、以下記載の通り、政策の後押し等を受けて、引き続き成長が期待されます。 * S&PグローバルREIT指数ベース

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不動産投資市場とJ-REIT

     2016年3月に、国土交通省の有識者会議が不動産投資市場拡大に向けた成長戦略を公表しました。そのなかで、不動産投資市場の成長目標として、2020年頃にJ-REIT等の資産総額を、現状の約2倍程度である約30兆円とする目標を表明し、また「J-REITによる成長分野(国際ビジネス・観光・物流・ヘルスケア等)の施設取得支援の継続・拡充」等が具体的取組として挙げられています。  

    この目標の背景には、不動産投資市場の一層の拡大は、資産デフレからの脱却を底堅いものとし、強い経済、一億総活躍社会の実現に貢献する不動産ストックの質的・量的向上に向けた民間資金の安定的な調達を確保する役割から極めて重要であるとの認識があるようです。

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J-REIT市場の成長余地について

     日本の法人所有不動産は約470兆円、そのうち賃貸されるなど収益不動産として所有されているものは約208兆円と推定されています。一方、J-REIT等の資産総額は、2016年2月末時点で約16兆円(うちJ-REIT、14.6兆円)であり、日本の不動産総額の0.7%、さらにJ-REITの取得可能性が相対的に高い法人所有収益不動産の7.7%でしかありません(図2)。  

    また、名目GDPに対するREIT市場の時価総額の比率でみても、J-REITは日本の名目GDPに対して2.2%とオーストラリアの7.3%や米国の5.4%と比較しても相対的に低いことがわかります(図3)。  

    J-REITは世界第2位の市場規模に成長しましたが、日本のGDPの規模から考えると、J-REIT市場の成長余地は大きいと考えられます。本目標に沿って不動産投資市場の裾野と厚みの拡大ための政策が具体化してくれば、中長期的にJ-REIT市場の成長をさらに後押しするものと期待できます。

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