アジア・オセアニアのリート市場(2018年6月)長期金利が落ち着く中、まちまちの動き

2018/07/12

アジア・オセアニアのリート市場(2018年6月)長期金利が落ち着く中、まちまちの動き

【ポイント1】香港、オーストラリアが上昇

5月に続きシンガポールは下落

■18年6月のアジア・オセアニアのリート市場を現地通貨ベースでみると、まちまちの動きとなりました。

■シンガポール市場は、物件取得に伴う増資の発表が相次ぎ、需給面での緩みが出たことから下落しました。

■香港市場は、主要リート銘柄の好調な決算が好感され、上昇しました。

■オーストラリア市場は、オーストラリア準備銀行(RBA)が過去最低水準の政策金利を据え置き、長期金利が月末にかけて低下したことが好感されて上昇しました。
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【ポイント2】円ベースもまちまちの動き

為替要因は概ねプラス寄与

■18年6月の騰落率を円ベースでみると、シンガポール市場は▲1.7%、香港市場は+5.2%、アジア・オセアニア全体では+1.4%と、現地通貨ベースを上回りました。一方、オーストラリア市場は+1.8%と現地通貨ベースを下回りました。

■貿易摩擦問題や鉄鉱石価格の下落などから、豪ドルが円に対して下落し、為替はマイナスに寄与しました。その他の国・地域では、米国の利上げ加速観測の高まりなどを受けて円は主要通貨に対して下落し、為替効果はプラス寄与となりました。
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【今後の展開】堅調な業績動向やディフェンシブ性が注目されよう

■アジア・オセアニアリート市場は、不透明感が増した世界経済の影響を一定程度受けるものの、長期金利が落ち着いていることから、堅調な業績動向やディフェンシブ性が相対的に注目され、底堅く推移すると期待されます。シンガポール市場は、需給の緩みが改善し、主要銘柄の業績改善を通じて緩やかな上昇が期待されます。香港市場は、安定した賃貸収益のもとで底堅く推移すると期待されます。オーストラリア市場は、利上げ観測の後退を受けて金利が低位で推移すると見られることなどにより、堅調な推移が予想されます。

(2018年 7月12日)

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