日銀の金融政策は現状維持(2018年6月)欧米との金融政策の方向性の違いが鮮明に

2018/06/15

日銀の金融政策は現状維持(2018年6月)欧米との金融政策の方向性の違いが鮮明に

【ポイント1】金融政策は現状維持

市場の予想通り

■日銀は6月15日に、市場の予想通り、金融政策の現状維持を賛成多数で決定しました。短期の政策金利を▲0.1%、長期金利である10年物国債利回りをゼロ%程度に操作する金融調節を維持します。また、長期国債を買い増すペースも年約80兆円を目途とすることを据え置きました。

 

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【ポイント2】景気認識に変更なし

物価の現状については引き下げ

■日銀の景気認識については、現状は「緩やかに拡大している」、先行きは「緩やかな拡大を続けるとみられる」のまま変更はありませんでした。また需要項目ごとの評価についても変更はありませんでした。

■物価認識については、現状について「消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、0%台後半となっている」とし、従来の1%程度から認識を引き下げました。ただし、これは足元の消費者物価(除く生鮮食品)の伸びが4月に前年比+0.7%へと鈍化していることを追認したものです。先行きについては「2%に向けて上昇率を高めていくと考えられる」と変更はありませんでした。

 

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【今後の展開】欧米との金融政策の方向性の違いが鮮明に

■6月13日に米連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利(FFレート)の誘導レンジの0.25%引き上げを決定、年内にも更に2回の追加利上げがあるとみられています。また6月14日に欧州中央銀行(ECB)は量的緩和政策の資産購入プログラムを年内に終了することを決定しました。

■一方、日銀は現状維持を決定し、欧米との金融政策の方向性の違いが鮮明になりました。欧米で金融緩和の出口戦略が進むなか、将来の日銀の出口戦略が徐々に意識される展開になることが見込まれます。

 

(2018年 6月15日)

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