世界の「投信マネー」 「北米」へ回帰する「投信マネー」

2017/11/09

世界の「投信マネー」 「北米」へ回帰する「投信マネー」

 

株式流入超過額は前月の約3倍へ拡大

■EPFRグローバル(注1)で世界の「投信マネー」の17年10月の資金フロー動向を見ると、株式ファンドは392億ドルと、前月(132億ドル)比で約3倍の流入超となりました。債券ファンドも345億ドルと前月(同296億ドル)より流入超過額が増加しました。

 

株式は「北米」が7カ月ぶりに流入超に転換

■株式ファンドは、先進国全般に投資する「グローバル」が210億ドル、「北米」が122億ドル、「欧州」が35億ドルの流入超となりました。「北米」は7カ月ぶりの流入超です。

■新興国全般に投資する「GEM( 注4) 」の流入超過額も51億ドルと前月(43億ドル)より拡大しました。一方、「新興国アジア(EMアジア)(注5)」が「中国」の流出増から▲7億ドルの流出超に転じました。ただ、「インド」は3カ月ぶりに4億ドルの流入超に転じました。

 

債券も「北米」を中心に流入超過額が拡大

■債券ファンドは「北米」への流入が235億ドルと、前月(179億ドル)より増加しました。「欧州」は14億ドルの流入超と前月(2億ドル)より増加しました。

■新興国への流入超過額は、50億ドル(前月61億ドル)でした。また、「EMアジア」が5億ドル(前月7億ドル)、「GEM」が41億ドル(前月52億ドル)の流入超過でした。「新興国アジア」の中でも「インド」には安定して資金が流入しています。今月も4億ドル(前月3億ドル)の流入超となりました。これで9カ月連続の流入超です。

 

グローバルで投資が拡大する局面へ

■10月は、「北米」へと資金が回帰する形となりました。これは、米国の金融政策の正常化がゆっくりと進むと見られる中、好調な企業業績が株価を下支えしたことが背景です。今後は、世界経済がすそ野を広げつつ拡大していることや潤沢な流動性から、新興国を含む世界の株式や債券への投資が次第に拡大すると期待されます。

 

 

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(2017年 11月 8日)

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