米国の金融政策(2017年7月)FRB保有資産の縮小を早期に開始へ

2017/07/28

米国の金融政策(2017年7月)FRB保有資産の縮小を早期に開始へ

 

【ポイント1】政策金利は据え置き

資産縮小は比較的早期に開始へ

 

■7月25日、26日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利(FFレート)の誘導レンジを1.00%~1.25%で据え置くことを、全会一致で決定しました。

■注目されていた米連邦準備制度理事会(FRB)の資産縮小については、開始の時期を従来の「年内」から「比較的早期」に変更しました。次回9月のFOMCで、資産縮小を決定することに関して合意が形成されたと考えられます。
 

20170727us1

 

 

【ポイント2】物価見通しを下方修正

経済見通しは据え置き

 

■声明文によれば、FOMCメンバーの経済見通しは、前回と同じく「労働市場は引き続き力強さを増し、経済は緩やかな成長を維持」でした。予測に対する短期的なリスクも、同様に「上振れと下振れで概ね均衡」でした。

■物価についての評価は、小幅に下方修正されました。すなわち、前回声明文の「物価上昇率は、(FRBの目標である)+2%を幾分か下回っている」から、「幾分か」が削除されました。

 

 

 

20170727us2

 

 

【今後の展開】緩やかなペースで金融緩和の解除を進める見通し

 

■26日の米国市場は、ダウ平均株価が上昇、債券利回りは低下(債券価格は上昇)、米ドルは主要通貨に対して下落しました。市場では、FOMCが物価見通しを下方修正したことで、利上げ速度は緩慢なものになるとの見方が強まったもようです。

■FRBの資産縮小は、当初の想定よりも早く実施される見通しです。もっとも、物価の落ち着きや、金融市場に及ぼす影響などを考慮すると、金融緩和の解除を急ぐ必要はないと判断されます。FRBは、緩やかな速度で、緩和の解除を進める見通しです。 

(2017年 7月27日)

印刷用PDFはこちら→

今日のマーケット・デイリー 米国の金融政策(2017年7月)FRB保有資産の縮小を早期に開始へ

 

関連マーケットレポート

2017年7月19日 米国経済と株式市場の見通し(2017年7月)
2017年7月14日 イエレンFRB議長の『議会証言』

三井住友アセットマネジメント株式会社
SMAM マーケット・レポート   三井住友アセットマネジメント株式会社
世界の経済やマーケットの動向、関連する旬なキーワードを運用のプロがわかりやすく説明します。また、“教えて!Q&A”では、投資に関する様々な疑問をタイムリーに取り上げ、解説します。
■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
■当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、当社は責任を負いません。
■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

三井住友アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号
加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会

コラム&レポート Pick Up