ECBの金融政策(2017年7月)金融政策は維持、今秋にも量的緩和縮小を発表か

2017/07/24

ECBの金融政策(2017年7月)金融政策は維持、今秋にも量的緩和縮小を発表か

 

【ポイント1】政策金利を据え置き

量的緩和策も継続

 

■欧州中央銀行(ECB)は7月20日の理事会で、政策金利、中銀預金金利(金融機関がECBに余剰資金を預け入れた際に適用する金利)をそれぞれ0.00%、▲0.40%に据え置きました。

■量的緩和策である資産購入プログラム(少なくとも2017年末まで合計で月600億ユーロの国債や社債などを購入する方針)も維持しました。

 

 

 

 

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【ポイント2】フォワードガイダンスに変更なし

ユーロ高で物価は下振れリスクも

 

■将来の金融政策に対する考え方を示すフォワードガイダンスは「資産購入プログラム終了後もかなりの期間、政策金利が現状水準で推移することを期待する」とし、前回から変更はありませんでした。

■ユーロ圏の6月の消費者物価指数は前年同月比+1.3%と、5月の同+1.4%から鈍化しました。これはエネルギー価格の下落が主因であり、インフレ率は今後数カ月は現状の水準で推移すると見込まれます。ただし、足元のユーロ高を受けて、物価見通しは下振れするリスクも出てきました。

 

 

 

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【今後の展開】金融緩和は継続、今秋にも量的緩和縮小が発表される見込み

 

■ドラギ総裁は会見で、今秋にも量的緩和プログラムの見直しを行うと示唆しました。金融市場ではECBの量的緩和縮小を見込んでユーロ高となっていることもあり、市場が見込んでいた早期の引き締めについてけん制したものと考えられます。

■今後は、8月下旬に米ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムで、ドラギ総裁が量的緩和縮小の発表時期を明言するかが注目されます。一方政策金利は、ECBが示すフォワードガイダンスから判断すると18年末まで据え置かれると予想されます。

 

 

(2017年 7月21日)

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