「BDC」 指数の動きについて(米国)

2017/05/15

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「BDC」はビジネス・ディベロップメント・カンパニーの略称で、米国で中堅企業等の事業開発を主に金融面からサポートする投資会社を指します。「BDC」は、主として投融資先の中堅企業から利子や配当を受け取って収益としますが、事業から得られた利益の多くを配当として投資家に分配するため、配当利回りが高いことが特徴です。代表的なウェルズファーゴBDC・インデックスの配当利回りは17年5月12日現在9.1%です。

【ポイント1】5月に入って「BDC」指数が下落

■16年11月の米大統領選でのトランプ大統領選出以降、上昇を続けてきた「BDC」指数ですが、17年5月に入り調整しています。ウェルズファーゴBDC・インデックスは5月3日以降下落に転じ、5月2日から12日の間に▲5.55%下落しました。米国株式のS&P500種指数は、同期間で▲0.01%とほぼ横ばいでした。

 

【ポイント2】下落の要因は一部企業の業績の下振れ

■今回の下落は、5月の初旬から行われている「BDC」の17年1-3月期の業績発表で、市場予想を下回った企業がいくつかあったためと考えられます。業績が市場予想を下回った要因としては、「BDC」の投融資先からの利子や配当から得られる収益率が低下してきていることや、「BDC」が資金調達を行う際の金利コストが上昇してきていることがあげられます。

■ただし、これら収益率の低下や金利コストの上昇は大幅なものではないとの解釈が市場では多いようです。業績発表では中堅企業への投融資の設定も順調に伸びていることが伝えられています。

 

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【今後の展開】「BDC」の事業環境は依然堅調、価格は安定に向かおう

■「BDC」指数は昨年末から堅調に推移してきたこともあり、市場の期待が過大になっていた可能性があります。今回の業績発表によって市場の期待の目線が下がったことは、今後の「BDC」指数を支える要因となりそうです。

■米国経済は依然として堅調であり、金融環境も大きく変化していないことから、「BDC」の事業環境は依然堅調と考えられます。以上から、「BDC」指数も今後は安定に向かい、相対的に高い配当利回りが期待できそうです。

(2017年 5月 15日)

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