最近の指標から見るインド経済(2017年3月)経済回復と緩やかなインフレで金融市場は好調を維持

2017/03/15

最近の指標から見るインド経済(2017年3月)

 

【ポイント1】購買担当者指数は回復

高額紙幣廃止の影響収束へ

■2017年2月の総合PMI(購買担当者指数)は、50.7と前月の49.4から更に改善しました。これは、高額紙幣廃止にともなう新紙幣不足による混乱が収束に向かっていることが背景にあると思われます。

■高額紙幣廃止に伴う混乱で抑制された消費の回復による耐久消費財への需要は、今後持ち直す見込みであり、生産意欲が高まることが予想されます。

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 【ポイント2】インフレはやや上昇

主な要因は食品価格の上昇

■2017年2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+3.7%と1月の+3.2%から伸びが高まりました。食品のインフレ率が高額紙幣廃止に伴う紙幣不足による価格急落の反動で同+2.0%と、1月の同+0.6%から上昇したことが主な要因です。

■一方、卸売物価指数(WPI)は前年同月比+6.6%と1月の同+5.3%を上回りました。燃料・電力関連の上昇(1月同+18.1%⇒2月同+21.0%)が主な要因です。

 

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【今後の展開】経済回復と緩やかなインフレ上昇で金融市場は好調を維持

■今後ともCPIは、食品価格の上昇などにより緩やかに上昇するものの、インド準備銀行(中央銀行、RBI)が目標とする、4%±2%の範囲に収まる見込みです。前回のRBIの金融政策委員会(2月8日)での政策金利据え置き決定で10年国債利回りは6.9%近くに上昇したのち、安定的に推移しています。

■一時的な新紙幣不足による経済の混乱は概ね収束したと見られ、今後は、内需主導の景気拡大が加速すると予想されます。足元、上昇基調にあるインド株式市場とインド・ルピーは、引き続き堅調に推移すると予想します。また、緩やかなインフレ上昇が予想されることから、インドの債券は現状の水準で安定的に推移すると思われます。

 

(2017年 3月 15日)

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