トランプ政権発足で注目の「BDC」(米国)

2017/01/31

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「BDC」とは、Business Development Companies(ビジネス ディベロップメント カンパニーズ)の略で、日本語では事業開発会社と訳されます。新産業や有望な中堅企業等(中小企業から上場企業まで)の事業開発を金銭面及び経営面からサポートする会社で、その多くが米国の証券取引所に上場しています。その配当利回りが相対的に高いことや今後の米国の経済成長期待から、注目されている資産の一つです。

【ポイント1】「BDC」は将来有望な中堅企業に投融資・経営アドバイス

収益の90%以上を配当すること等で法人税の優遇措置あり

■「BDC」は、多くの投資家から資金を集めて、主に米国の中堅企業等に投融資します。そして、投融資先の企業から得られる利息や配当といった収益が、「BDC」を通じて投資家に配当等として還元される仕組みです。この際「BDC」は、収益の90%以上を配当すること等で法人税の優遇措置を受けています。

■「BDC」は、将来有望な中堅企業等に融資や株式投資を行っています。これらの融資利息や、売買益に加え、資本の提供を行う企業への経営アドバイスを提供する際に得られる手数料等を収益源としています。

■リーマン・ショック以降、銀行に対する規制が厳しくなり、米国の主要銀行は自己資本比率を高めているなかで中堅企業等向け融資を減らしています。こうした中、「BDC」は、融資需要の一部を取り込んでいます。

【ポイント2】相対的に高い利回りが魅力

流動性や透明性が高い

■「BDC」は収益の大部分を配当とする為、配当利回りがその他の金融資産と比べて相対的に高くなる傾向にあります。

■「BDC」は、ほとんどが米国の証券取引所に上場していることから日々売買が可能で、透明性の高い情報開示が行われています。また、「BDC」は自己資本比率が50%以上と相対的に高く、投融資先が複数にわたり分散されています。これまでに上場している「BDC」が破綻したことはありません(2017年1月27日現在)。

 

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【今後の展開】トランプ政権の政策により、投融資機会の増加等が期待される

■トランプ政権では大規模な財政出動や大型減税が掲げられており、これらが実行に移されれば、相対的に堅調な米国経済にはさらにプラスとなりそうです。これにより、「BDC」が融資先とする中堅企業の業績向上も期待され、「BDC」の投資機会も増加すると考えられます。また、「BDC」は主に固定金利で資金調達を行い、変動金利で投融資を行うことから、景気回復に伴う金利上昇時には恩恵を受けると見られます。

(2017年 1月31日)

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