南アフリカの金融政策(2016年3月)~南アフリカ中銀、0.25%の利上げ~

2016/03/18

南アフリカの金融政策(2016年3月)~南アフリカ中銀、0.25%の利上げ~

【ポイント1】3会合連続の利上げ

利上げ派と据え置き派が拮抗
■南アフリカ準備銀行(中央銀行、以下中銀)は 17日、政策金利(レポ金利)を0.25%引き上げ、7.00%とすることを発表しました。利上げは昨年11月、今年1月に続き3会合連続となりました。

■ブルームバーグによる事前調査では利上げと据え置きで予想が割れていました。金融政策委員会では委員6名中3名が0.25%利上げ、3名が据え置きを主張、最終的に利上げが決定されました。

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【ポイント2】物価と景気の両方を懸念

中銀は物価抑制を優先
■1月の消費者物価指数は前年同月比+6.2%と、中銀の目標レンジ(年+3%~+6%)を超えました。野菜など食品価格の上昇が主な背景です。中銀は、これまでの南アフリカランド安による物価押し上げも警戒しており、17年後半まで目標レンジの上限を超える物価高が続くと見ています。

■中銀は16年の実質GDP成長率の予想を前年比+0.8%と、前回の同+0.9%から下方修正しました。物価高と景気低迷の両方が懸念されるなか、中銀は物価抑制を優先し、利上げを継続しました。

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【今後の展開】金利先高観が残り、ランドを下支え

■今回の声明文では、「利上げ後も金融政策は依然緩和的」とする文言が削除され、金融引き締め姿勢が和らいだとの指摘が見られます。ただし、中銀は物価見通しのリスクは上振れ方向にあるとしており、追加利上げ観測は当面くすぶり続けると思われます。

■利上げ決定当日のランドは、前日比対米ドルで3.1%、対円で2.2%上昇しました。金利先高観が残ることや、中国の景気減速懸念の後退、米国の利上げペースが緩やかとなるとの観測などは、ランドの下支えとなりそうです。

(2016年3月18日)

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