来週の金融市場見通し(2017年4月24日~2017年4月28日)

2017/04/21

■来週の見通し

日米経済対話は、今後の対話の方針を合意するにとどまりました。為替政策や日銀の金融政策についても議論されなかった模様です。23日のフランス大統領選第1回投票では、国民戦線(FN)のルペン党首と中道系のマクロン氏が決選投票に残るとの見方が多く、この場合には欧州連合(EU)に好意的なマクロン氏が勝利するというのがメインシナリオ。EUに批判的な急進左派のメランション氏とルペン氏が残ると、リスク回避姿勢が強まる可能性があります。25日は朝鮮人民軍創建85周年にあたり、北朝鮮が挑発行為をとるとの懸念もくすぶります。気の抜けない相場が続きます。

◆株価 : 仏大統領選と地政学リスクにらみ

日米経済対話は波乱なく、フランス大統領選への楽観から、国内株は持ち直しの動きになりました。ムニューシン米財務長官が年内の税制改革実施を目指すなど、トランプ政権の景気刺激策への期待も押し上げ材料。フランス大統領選で、EUに好意的な候補者が勝利する可能性が高まると、安心感が広がりそうです。ただ、北朝鮮が25日の朝鮮人民軍創建85周年の前後に、挑発行為をとる可能性があり注意が必要。本格化する3月期決算会社の本決算発表も確認したいところです。

株0421

◆長期金利 : 波乱なければ上昇

北朝鮮情勢など地政学リスクに加え、欧州政治の不透明感から、米長期金利は一時2.1%台まで低下、国内の長期金利は一時0.0%まで低下しました。トランプ米大統領が、「低金利が好ましい」と発言したことも、金利の押し下げ材料。もっとも、米金融当局者からは、年内にも保有する国債などの償還金を再投資して残高を維持する政策を見直すとの声が相次ぎ、米国の金融政策からは金利上昇方向。地政学リスクや欧州の政局不安が後退すると、長期金利は上方にシフトするとみられます。

債0421

◆為替 : 不安後退なら円売りが優勢に

地政学リスクの高まりや欧州政局の不透明感を背景に、逃避通貨とされる円買いが優勢となり、ドル円は一時108円13銭程度まで下落。ただ、ムニューシン米財務長官が「長期でみると、ドルの強さは良いことだ」と述べたことから、やや持ち直しの動きになりました。日米経済対話で、為替政策が議論されなかったことも安心材料。トランプ政権の税制改革への期待もドル円を押し上げ。地政学リスクや欧州の政局不安が後退すると、ドル買い・円売りが優勢になりそうです。

円0421

来週の注目点

米GDP統計(17/1-3月期、速報値) 4月28日(金)午後9時30分発表

米国の実質国内総生産(GDP)は昨年10-12月期に前期比年率2.1%増となった後、1-3月期は1%台前半の増加にとどまるとみられます。

小売売上高など、足元の経済指標は弱めの結果が目立ちます。雇用は堅調を維持しているため米景気が大きく悪化するとは想定しにくいものの、1-3月期は一旦、景気の減速が確認されるものと見込まれます。

大幅な景気減速が示された場合、米連邦準備制度理事会(FRB)は、追加利上げなど金融引締めに関し、より慎重になると考えられます。その場合、米金利の低下や米ドル安が進む可能性が高いでしょう。

辻0421

印刷用PDFはこちら

http://www.skam.co.jp/newest_report/contents_type=10

しんきんアセットマネジメント投信株式会社
しんきん投信「来週の金融市場見通し」   しんきんアセットマネジメント投信株式会社
来週の金融市場の見通し、注目点を、コンパクトにまとめてお伝えします。
<本資料に関してご留意していただきたい事項>
※本資料は、ご投資家の皆さまに投資判断の参考となる情報の提供を目的として、しんきんアセットマネジメント投信株式会社が作成した資料であり、投資勧誘を目的として作成したもの、または、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。
※本資料の内容に基づいて取られた行動の結果については、当社は責任を負いません。
※本資料は、信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。また、いかなるデータも過去のものであり、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。
※本資料の内容は、当社の見解を示しているに過ぎず、将来の投資成果を保証・示唆するものではありません。記載内容は作成時点のものですので、予告なく変更する場合があります。
※本資料の内容に関する一切の権利は当社にあります。当社の承認無く複製または第三者への開示を行うことを固く禁じます。
※本資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。

しんきんアセットマネジメント投信株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商) 第338号
加入協会/一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会

コラム&レポート Pick Up