ひふみファンドマネージャー
ひふみ投信の開設当初から運用に関わる渡邉さんのひふみ投信に対する想いとは・・・

2014/12/19

ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークスの運用部メンバーはどんな人? 今年入社した新入社員による突撃インタビューを連載しています。

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インタビュアーコメント
第六回はひふみ投信の設定時から運用に携わる渡邉の登場です。 セミナー等でおなじみの方も多いのではないでしょうか?ベテランファンドマネージャーのひふみ投信に対する想いを聞いてみます。

守りながらふやす
堅田:まずはひふみ投信について、渡邉さんの考えを教えてください。
渡邉:ひふみ投信は商品特性っていう意味でいくと、まずキャッシュコントロールがあるでしょう。それから大型株も入れるよね。ここら辺でお客様からよく、何で大型株を買ったんですかとか、何で現金比率がこんなにあるんですかという質問をいただくのだけど、このような様々な仕掛け、工夫を凝らして毎月プラスを目指していく、「守りながらふやす」ことが、この投信で貫いている運用の特徴であり目標なんだよね。

堅田:なぜ「守りながらふやす」なんでしょうか?
渡邉:個人のお客様が資産形成を考えるときに、肌感覚としてプラスであってほしい、元本は減らしたくないという思いがあるよね。その部分が大事なんじゃないかなと思っていて、そこに近付けるために「守りながら増やす」ということがひふみにとって重要になってくる。ひふみってつい小型株ファンドに見られがちだけど、50%の現金を持てる、大型株を混ぜるという工夫が施されていて、小型株ファンドとは違うんだよね。小型株だけで攻めても良いのだけど、その場合上がるときも下がる時も大きく動くから、それはお客様にとっては凄いストレスになると思う。ひふみはそういうのを目指しているのではなくて、投資について詳しくない、知らないという人でも、安心して預けてもらえるような商品にするために、守りながら増やすということを一番大事にしている商品だと思っているね。

レオス1

堅田:ひふみ投信は様々な仕掛けが施されている商品なわけですね。この商品を作るに至ったきっかけや、また資産運用を仕事にしようと思ったきっかけを教えてください。
渡邉大学で受けた授業に、銀行から保険、証券や運用まで色んな金融資産や市場に携わっている人たちが、それぞれの立場で週替わりにお話をするという寄付講座があったんだよね。そしたら、ある回に大手の運用会社の人が来て、これからは資産運用の時代ですって言ったわけさ。当時はバブルが終わった直後、90年代前半で中国や韓国が勃興し始めた時期で、その頃の自分にあった思いとして、日本ってお金はあるけど、ものづくりだけで食べていくのは何となく厳しいな、じゃあイギリスとかの例を見たら、成熟した先進国は資産運用で稼いでいる、貿易収支は赤字でも経常収支で黒字になる、それが日本のこれからの一つのロールモデルなんじゃないかって思ったのね。それで運用会社を目指したわけです。

堅田:レオスに入ったきっかけは何でしたか?
渡邉レオスに来る前は、大手の証券系の運用会社に入って、そこでアナリスト、ファンドマネージャーをやり、一時期グループの仕事で、証券会社本体の方に転籍しなければいけない時期があって、転籍後は証券会社として中小型株の外部のマネージャーをセレクトして使うということで商品研究をしていたんだよね。そしたらそこでレオスを知り、話を聞く機会があった。そのときに、彼らのところで運用したら、自分にぴったりな職場環境があるんじゃないかと直観で感じて、レオスに移ってきたんだよね。もともと中小型株で勝負したいという思いを持っていたこともあるね。

堅田:その直観とはどういうものだったんでしょうか?
渡邉うまく言えないけど、未知なる刺激を求めたという感じ。証券アナリスト試験の勉強をしていれば、オーソドックスで、いままでもこれからも普通だと思われている資産運用のプロセスとか、教科書的な分析手法を学んだと思うんだ。私がいた大手の運用会社ってまさにそれをそのままやっていたのだけど、レオスはそれとはちょっと違ったアプローチでやっていた。あと、当時のレオスは中小型株しかやっていなくて、そこにこそアルファが眠っているってはっきり言っているという潔さがあって、そこが私にはささったということかな。

正確に間違う、大らかに正しい
堅田:違ったアプローチというのは中小型株に投資をしていたことですか?それとも他に何かあるのでしょうか?
渡邉当時中小型株だけに絞って投資をしていたというのは一番の大きな特徴だったけど、もうひとつに文化があるかな。当時レオスが使っていたコンセプトで自分にささったものに、「正確に間違う、大らかに正しい」っていう言葉があったんだよね。ようは、枝葉末節で細かいミスはしていても、もうちょっと大きく戦略的なところで仕事のやり方として正しいことをやることが、成功につながるってこと。大手がやっているのは、正確に間違うっていうことに思えたのね。つまり、運用会社は、オーソドックスで教科書に書いてあるような資産運用のやり方をPDCAで回してくるくるやっている。たとえばアナリスト一人をとってみても、鉄鋼、電機というように、セクター制を敷くわけだよ。担当のセクターについて詳しくなることが、運用の成果を上げていく、パフォーマンスを上げていくことにつながるという、これは多分大手の人が信じて疑わないことなのだけど、必ずしもそのプロセスが、仮説が本当にあっているかという検証はしていない、ただみんなが同じようにやっているから、教科書がそう述べているから、他社がそうやっているからという理由でセクター制を敷いていると思うんだよね。だけどそれが本当に機能しているかっていうとそうでもない。これが、大手がやっている正確に間違うということだと思う。正しくやっているつもりなんだけど、そもそもその部分は本当に正しいのかを担保していないまま事業を進めている、ちょっと危うさに似たようなものを感じて、自分の中で、そうじゃないよな、もし自分で運用会社を立ち上げたらどういうやり方をするかなと入社以来10年ずっと思っていた問題意識があった。そしてその答えの一つかもしれないとレオスにぴんときた。大手では当たり前と思われている仕事のやり方とは違ったところに本当のヒントがあるはずだ、というアプローチでレオスを見たのかもしれないね。

堅田:レオスに移ってみて、大手と違う部分はありましたか?
渡邉運用に関しては、中小型株を見るとか、PERやPBRといった他社が使う指標とは違った軸をいれてあげることが、上がる株を探すという意味では大事ということを貫けていたし、3年に満たないトラックレコードではあったけど、それを証明しつつある時期だった。

次回へ続く

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ひふみ投信「ひふみのま」   レオス・キャピタルワークス株式会社
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