明確に上昇局面入り

2013/11/18

「冬など来ないのではないか」と10月に東京でも30度を記録した時は思っていたが、やはり今年も来ました…ということでコートの必要な季節になった。気温が次第に下がるのと反比例するかのように空はぐんぐんと透明度を増してきている。私は、これからの季節が最も好きだ。

さて、まずは10月のポートフォリオのご報告から。
10月のマーケットは米国市場が上昇したのとは対照に日本市場は下落した。

米国市場は続伸し、過去最高値を更新。米国議会の与野党対立や政府機関の一部閉鎖が嫌気され、月初こそNYダウが15000ドルを切る場面があったが、新年度予算の暫定案ならびに2/7までの国債発行が決定したためリスクオンの展開に。延期して発表された9月の雇用統計が予想を下回ったことや住宅市場の鈍化懸念から量的金融緩和策の現状維持が決定され、縮小のタイミング年明けにずれ込むとの観測が強まった。3Qの決算発表は概ね好調な企業が多かった。10月末のダウは15545ドルとなり416ドル上昇し月間の騰落率は+2.8%。ナスダックは3919ドルとなり148ドル上昇の+3.9%となった。

日本市場は反落。9月の明るいムードに続いて、月初に日銀短観が3四半期連続で改善し予想を上回ったことや来年4月の消費増税の決定がなされたことで一段の上昇が期待されたが、米国議会の不安定な動きにかき消され、日経平均は一時13800円台まで下落した。その後は徐々に反発したものの、中国の金融引き締め観測への警戒や日本企業の決算発表で楽観的期待を修正する動きが出てきたため利益確定売りの展開となった。為替は96円から98円の狭いレンジで推移。10月の日経平均は14327円で取引を終え、先月末の14455円から128円下落し月間騰落率は-0.9%、Topixは横ばいの+0.0%となった。一方、小型株市場はジャスダック平均が+1.5%、マザーズ指数は-4.3%とまちまちの動きとなった。

太田忠投資評価研究所のインターネットによる個人投資家向け「投資実践コース」 における10月のパフォーマンスは-4.0%となり、年初来は+28.6%(9月末+34.0%)、累計では+105.3%(9月末+113.8%)と後退した。保有株式のウェートは9月末の87%から80%へダウン。ヘッジ戦略は現在おこなっていないため、ネットロング比率は9月末の87%から80%へ下落。

9月に比較して10月は不安定な相場展開となった。日本市場においてアベノミクス相場第2幕としての株高の条件が整いつつある状況において、米国議会の混乱および中国の金融情勢が水を差す形となった。中間決算の発表において上方修正する企業が多い一方で、コマツやソニーなど予想を裏切る銘柄も出ているため企業業績への楽観が修正され、閉塞感漂う状況となっていた。

しかしながら、米国の金融緩和長期化への観測や世界経済指標の改善を背景に、重苦しい展開だった日本市場もここへきて急激に切り返してきた。為替が対ドルで100円台に突入し、日経平均が15000円を突破したことで5/23に付けた今年の高値15627円を目指す可能性が高まってきている。年末から春先にかけて上昇する「ハロウィーン効果」が期待できそうな雰囲気である。

モデルポートフォリオも非常に効率的にワークする状況となっており、11/15現在で年初来+38.4%、累計では+120.7%と過去最高値を更新した。

今年も残りわずかだが、もう一段の運用資産の積み上げに邁進したい。

太田忠投資評価研究所株式会社
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