なぜ株価の上値が重いのか?

2018/05/11

日経平均は1月高値からの下げ幅に対する半値戻しを達成し、「半値戻しは全値戻し」との格言通り、再び高値に戻る過程にあるという認識だ。25日移動平均が75日移動平均を上回るゴールデン・クロスも示現、一目均衡表の雲の上にも出ており、チャート上の上値抵抗もない。次のターゲットはフィボナッチの61.8%戻し、2万2684円の水準か。そこまで戻せば、NYダウ1000ドル超の急落を受けた2/5-2/6に空けた大きな窓を埋める。そこまでくれば全値戻しに弾みがつくだろう。本稿執筆現在(9:15)、日経平均は2万2660円程度、あともう少しである。

それにしても、これまでの上値の重さはなぜなのだろう。昨日の「Market Talk」でも参加者から質問が相次いだ。まっさきに挙げられるのが、業績の一服感だろう。日経新聞に掲載されている株価収益率の逆数は、日経平均をひとつの会社と見做して(構成する225銘柄を連結対象の持ち株会社と見做して)その1株当たり利益(EPS)を加重平均で求めたものに等しい。4-12月の決算発表で切れ上がった後も高水準で推移してきたEPSはトヨタ決算を反映した5/9の1721円でピークアウトした格好だ。5/10には一夜にして60円超も低下している。

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