仮想通貨3か月ぶりの暴落:韓国で大規模ハッキングと今後の見通し

2018/06/11

●日本時間10日昼、韓国の仮想通貨交換業者Coinrailでハッキングが確認、PundiX等マイナーな仮想通貨が盗難されたと報じられた。ビットコインは11日現在前日比12%下落している。

●今回の事件発生前から仮想通貨市場は軟調だった。「51%攻撃」と呼ばれるアルトコインへの攻撃が主な要因。ブロックチェーン自体の不正操作であるという点がこれまでの単なる盗難と異なる。

●これらのハッキングの被害はマイナー通貨に集中していることから、被害を受けていないBitcoinの価格下落は一時的なものに留まると考えるのが自然だろう。今後は、ハッキングのリスクが相対的に低い、Bitcoin等の主要通貨に取引が集中化する可能性が高いと思われる。

仮想通貨大幅下落の背景

日本時間6月10日正午過ぎ、韓国の仮想通貨交換業者Coinrailが、Pundi X (NPXS) というマイナーな仮想通貨等のハッキングに遭ったとツイッターで発表した。被害額は40億円相当とされる。これを受け、Bitcoin等の仮想通貨は一日で12%程度下落した(図表1)。これは、3月にグーグルやフェイスブック、ツイッター等が仮想通貨関連の広告を禁止して以来の大幅下落である。

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