とあるニューヨークのヘッジファンドは日本株をどう見ているのか

2018/05/10

ゴールデンウィークに米国に出張

4月30日~5月5日の約1週間、ニューヨーク2日間・サンフランシスコ2日間・オマハ2日間という日程で米国に出張してきました。ニューヨークではヘッジファンドや世界的に著名な運用会社の訪問、現地でアナリストとして働く日本人のインタビューなどを実施しました。サンフランシスコではシリコンバレーの企業訪問、オマハではウォーレン・バフェットの経営するバークシャー・ハサウェイの株主総会の取材などを行いました。米国で得た知見を少しずつレポートやウェブサイトのコンテンツなどで皆様にお伝えしていきたいと思います。本日の銘柄フォーカスでは、ニューヨークのヘッジファンドで行ったインタビューについてレポートします。インタビューは現地の4月30日に実施しました。匿名を条件にレポートで紹介するご許可をいただいています。

ニューヨークで日本株を運用するヘッジファンド

今回インタビューを受けていただいたのは、ニューヨークを拠点にアジア株に投資しているファンドで日本株を専門に運用しているファンドマネージャーです。内需関連企業を中心に個別銘柄のロング・ショート戦略を採用し、割安な銘柄を”買い”割高な銘柄を”売り”で取引しています。以下、一問一答方式で私がした質問とファンドマネージャーの回答を記していきます。

Q.ファンドが目標としている絶対リターンはあるか?
投資家(資金の出し手)に約束している明確な目標値はないが、毎年二桁のプラスリターンを達成することは意識している。それを達成できない年が複数年続けば投資家に見放されてしまうだろう。幸い過去6年で年平均10数%のリターンを達成することができている。日経平均やS&P500の上昇率からすると物足りなく感じるかもしれないが、我々のファンドは平均すると7割ロング(買い)3割ショート(売り)というところなので、ショートを含めてこの数字が達成できていることはまずまずの成績ではないか。

Q.アベノミクスについての総合的な評価を教えてほしい。
日本経済や日本のマーケットに与えたマグニチュードはかなり大きいと考えている。特に評価しているのが、コーポレート・ガバナンス改革だ。日本企業に構造的変化を求めたものであり、例えば仮に安倍政権が退陣したとしても独立した社外取締役の起用が求められる流れは変わらないだろう。
 
(※)印刷用PDFはこちらよりダウンロードいただけます。

マネックス証券株式会社
日本株銘柄フォーカス   マネックス証券株式会社
シニア・マーケットアナリスト 金山 敏之が日本企業の決算内容や業界分析等を分かりやすく解説します。
益嶋 裕が様々な角度から焦点をあてて日本企業を紹介していきます。
当社は、本書の内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想及び判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。当社は本書の内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

マネックス証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会

コラム&レポート Pick Up