今週上昇持続か、早くも打ち返しか、本日が試金石。

2015/08/31


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【戦略・判断のポイント】
1.先週末の米国株式市場は、上昇したと判断。(ダウ輸送株は朝から上昇)。
2.週明けの東京市場は強いと想定。
3.3月の月中平均19147円突破が課題。突破すれば、上昇持続。
4.月間のアノマリーである今週末の米雇用統計前後で戻り一巡の可能性。

▼先週の波乱局面と判断。
19日以降の急落以前に、当レポートでは、「警戒モード、キャッシュ比率2割」としていました。
20日に、50%キャッシュ化、あるいは全面キャッシュ化の判断を敢えてせず、突っ込み相場を静観するとしたのは、撤退判断をするには、遅すぎたためです。
29日の黄金週報で詳しく解説し、それまでも日々の解説をしてきましたように、週前半(3日から5日)のうちに、短期で底入れることは自明であったためでした。
そして、当レポートは、25日前場で相場が安値を叩いたと判断し、11時半に、「号外」を発信、「フルインベストメント(残額余剰資金の、全額投入判断)」をしました。
そのまま、本日31日を迎えています。

▼先週末の海外市場。
ダウ工業株が小甘く終わった先週末の米国株式相場ですが、この日の米国市場は「上昇」したと判断するのが妥当です。
景気先行型のダウ輸送株指数が続伸していること。もっとも危機に敏感なジャンクボンドETFも続伸したためです。
両者は、朝方おおかたの主要指数が軒並み反落スタートだった段階でも、上昇していました。
最終的には、市場全体を示すS&P500やハイテクが多い(成長率期待の高い)ナスダック指数もプラスで終わっています。

▼米国債の動き。
これに対して米国債の動きはちぐはぐでした。
株式が上昇したわけですから、国債は売られ(価格下落、利回り上昇)していなければなりませんでした。
まだ米国相場は、金融相場の末期であり、業績相場に入りきれていない「中間反落」の最中です。
従って、まだ傾向としては、債権利回りと株価の動く方向性は、短期の動きに関しては、同じであることが普通です。(業績相場入りを完全にすれば、短期の動きでは、両者は逆相関になります)
ところが、先週末は、政策金利動向を如実に先行織り込みをする2年国債利回りが上昇、株が上昇ですから、セオリー通りです。
が、10年国債利回りは、むしろ低下しており、株上昇と逆の動きになっています。
この理由ははっきりしません。
一日の動きですから、なんとも説明はできないのかもしれませんが、相場局面の移行期間において、こうしたちぐはぐな両者の関係になることもありえます。
とくに、先週の突っ込みからの反発局面の後、最初の週末ということで、機関投資家のポジションのやりくりや需給関係には、さまざまな事情があるでしょうから、そうした各機関投資家の思惑が、このような整合性がきちっとつかない展開をきたしたのかもしれません。

▼米主要指数の位置。
米国主要株価指数は、まだいずれも、200日移動平均線まで到達しておらず、急落幅の半分ていどまで戻ったかどうか、という程度です。
一方、米国長期金利は、相場波乱前の状態、25日足を回復しており、元の膠着状態に戻っています。
この状況からは、9月利上げの想定はできません。

▼今週の相場。
米国株式市場が、早くも戻り一巡を迎えたかどうか、まだはっきりしませんが、その可能性もあると一応警戒しておきましょう。
それは、本日30日の東京市場であるていど、試されます。極東からグローバルマネーが新たに動きだすとすれば、本日の東京市場からだからです。
課題は、機関投資家の動きがポイントになります。
彼らは、前期末、つまり3月の日経平均の月中平均水準19147円を指数が上回るかどうかを非常に気にしています。
下回ったままですと、非常に警戒感を強めますし、戻り一巡とみて、ポジションの処分をしたい欲求にかられます。
一方上回れば、安堵感が台頭します。
これと逆の反応をするのが、売り方のヘッジファンドです。
従い、本日19147円を大きく上回るか、頭打ちで下回ってしまうかは、その後の相場にも影響を与えるでしょう。

▼上昇した場合。
本日、3月の月中平均19147円を突破した場合、毎月だいたい似たような動きが確認されているように、月間のアノマリー通り、週末5日の米雇用統計前後までは上昇基調を辿るでしょう。
その後は、次週の週末11日の日本のSQ(メジャーSQです)前後まで反落調整、つまり、ここもとの反発に対する「打ち返し」になる公算が高いと思っています。
従い、本日から週末の雇用統計まで強ければ、次週の打ち返しでは、下値切り上げ型になりやすく底入れが確認できることになりますが、本日・今週、上がれないということになりますと、「のりしろ」幅が小さいために、容易に25日の安値まで押し戻される危険性もあるわけです。
そういう意味でも、今週、とくに本日の東京市場、今晩の米国市場は重要です。

▼黄金・チャンピオン銘柄、先導銘柄リスト。
本日、黄金銘柄リスト、チャンピオン銘柄リスト、これらから中核としてホールドするための選抜銘柄を列挙した「先導銘柄リスト」は、通常通りのデータ更新をいたします。
重要なのは、29日にアップした黄金週報(編集長の独白)でアップした「先導銘柄リストの優先度合い」を参照ください。
買い増しにしろ、新規買いにしろ、重点を置くべきことは、25日安値形成の過程で、先行して25日足を3日足が突破したもの(あるいは、ハナから急落家過程で、25日足を割らなかったもの)が最優先だとしました。一覧リストからは、たとえば、オカモト5122や任天堂7974などがその典型的な一例でした。
そしてもう一点は、仮にこれを達成できていなかったとしても、指数おn突っ込み段階から、いち早く逆行高になっていった銘柄群です。
「先導銘柄リストの優先度合い」一覧の銘柄、とくにまだ25日足を奪回できていないものでも、たとえば、東電9501のように突破寸前まできている銘柄などの動きは、本日よくウォッチしておきましょう。

以上

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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商号等:有限会社増田経済研究所/金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1069号

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