配当を上手に利用する投資法

2016/03/30


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一昨日3月28日、株式の中長期投資家にとっては、1つの重要な節目の日が過ぎました。それというのも、3月末決算企業の、株主配当の権利確定の日が、3月28日でした。3月28日大引けの時点で株を保有していると、その企業が株主に分配する配当金や優待を受け取ることができたのです。参考までに、225採用銘柄の中で、最も配当利回りの高い銘柄を、私の手元で検索してみると、8031:三井物産の4.8%というのが最も高かったようです。その三井物産は、3月末決算でした。

 

多くの企業は、中間期と期末に、分けて配当金を分配しますので、仮に三井物産が中間期と期末に、半分ずつ配当を分配するとしたら、3月28日大引けの時点で確定するのは、投資資金に対して2.4%の利回りの金額になります(理論上のお話です)。

 

この配当利回りや株主優待だけを当てにして、株式の売買を行っている人が、市場には一定数おり、特に権利確定の日を前に、高配当銘柄に物色が入ります。その人たちは、翌3月29日の寄付きで、買っていた株を、全て手放したりします。なぜなら、目的が「配当の確保」にあるから。

 

私は、毎年繰り返されるこの光景を見ながら、「不思議なことだ。もっと上手に配当を利用すればいいのに」と思ってきました。どういうことかと言えば、3月末と9月末に配当の権利が確定することは調べればすぐに分かることであり、仮に配当が高く魅力的な銘柄があったとすれば、何も直前に株を買うのではなく、3月や9月にかけて株価が上がっていくだろうという、それ以前の割安な仕込み時期に買っておけば良いのです。

 

今年は、その絶好の買い場が、1~2月に提供されました。今年の1~2月は、世界中の金融市場が不安心理から売り込まれ、国内株式市場の多くの銘柄が、月足の長期のレベルで明らかに売り込まれていました。これはRSIやRCI、ストキャスティクスなどのオシレーター系指標を確認することで分かります。

 

月足による売られ過ぎが、それほど長続きすることはありませんので、ここで仕込んでおけば、株価は上昇しているし、おまけに高い配当も受け取ることができます。もし、さらに株価が上昇すると思えば、翌日の寄付きで決済せずに、そのまま保有し、まだまだ株価の上昇益と、毎年の高い配当をいただき続ければ良いのです。

 

そんな配当協奏曲ともいうべき事態が、今年も3月28日をめがけて市場で繰り広げられていました。もう少し勉強し、工夫するだけで、その投資は、もっと高いパフォーマンスを生むとも知らずに。あなたも、株主配当を上手に利用してください。今時、どこに年利4.8%の利回りがあると思いますか?株を保有するだけで受け取ることができる利回り。それが株主配当であり、配当利回りなのです。

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松下 誠★相場の見立て   まこと投資スクール株式会社
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