【ニュース解説】「個人、ひるまず長期投資」

2016/03/02


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個人、ひるまず長期運用

投信で運用、相場下支え

日経平均株価は1万6000円で上値の重い展開が続く半面、下値の堅さも目立ってきた。24日は午前中に一時300円近く下げたが、終値は136円安に踏みとどまった。相場の下支え役となっているのが、長期的な視点で運用する個人マネーだ。年明け以降も日本株で運用する投資信託への流入が続く。(日本経済新聞2月25日記事より)

 

記事の中に、少額投資非課税制度(NISA)を通じた月間買い付け額が過去最大になったという紹介もあり、個人投資家が長期的視点で投資信託を通じて国内株式市場に対して、長期投資を進めている様子が分かります。

 

株式市場に対する長期投資は、歴史的に見て、非常に優位性が高く有効な投資手法と考えられます。しかしながら、その有効な投資手法もうまく使いこなすことができず、多くの投資家がなかなか利益を上げられないことも、また事実です。

 

この理由は、投資家自身が株式市場や投資信託の基準価格に対して、どのような理由や目標、戦略を採用して投資を行うかが極めて不明瞭であるという点にあります。「何となく株価が上昇しているから、上昇しそうだから」という理由で投資しても、その後に、どう対処して良いか分からず、結局パッとしない結果に終わってしまいます。

 

NISAを通じた投資信託への長期投資といえども、投資家自身の明確な運用目標と評価基準が必要であり、残念ながら記事の中に書かれている投資家には、それらがないことが多く、投資をした後でうろたえてしまいます。個別株への投資であれ、投資信託への投資であれ、大切な資産を金融市場で運用することに変わりはなく、難易度や優位性が商品や市場によって極端に変わることはありません。単に「長期投資が有利」という理由だけでは十分でないことに気づき、自分自身の評価基準や判断材料、投資戦略を持って投資に臨んで欲しいと思います。

 

記事出典:投資総合メディア「投資家の鏡」

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