アノマリー検証 第9回「月の第何日のアノマリーは存在するのか? Part1」

2017/07/15

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これまでは週の何曜日かを取り上げて、アノマリーの存在を検証してきましたが、今回からは月の第何日かで、アノマリーが存在するのかどうかについて検証してみようと思います。
検証に利用したのは、日本株のバックテストと完全な全自動売買を行えるiTradeという専用アプリです。(iTradeのWEBサイトはこちら:http://itrade.tokyo/start/link/kabuyoho/
 

 <月の第何日アノマリー検証(1)「日経225ETFデイトレード検証」>

今回の検証は以下の条件のもとに行いました。

検証期間 2007年1月~2016年12月までの10年間
売買対象 日経225のETF(証券コード1321)
売買単位 運用資産1000万円で最も多くの株数を買う(単利)
売買ルール 月の第何日を限定し、当日始値で買って、当日大引けで手仕舞い(デイトレード)
売買コスト ゼロ(コストを加算するとバイアスの存在が正しく見えなくなるため)

以下のグラフは、上記条件で、月の第何日にデイトレード(寄り付き買い、大引け手仕舞い)を行った場合に、何らかのアノマリーが存在するかどうかをテストした結果です。もしアノマリーが存在するとしたなら、パッシブファンドの組み入れの影響が一番考えられますので、月初または月末に何らかの傾向が出るのではと考えて、月の1日から10日までと、25日から31日までで、検証を行ってみました(月初と月末は、ファンドの組み入れが集中することがわかっていますが、月中はそういったイベントがありませんので、検証対象から外してあります)。

<225ETFデイトレード買いの累積損益推移グラフ>

20170715012017071502

この状態ですと、どの日に特徴ある値動きがあったかわかりませんので、継続的に上昇している、または下降していると思われる日だけを抜き出したのが、下記のグラフです。

継続的に上昇している(陽線をつける傾向が高い)と見えるのは、月の27日、28日、29日のデイトレード(寄り付き買い、大引け手仕舞い)になります。それ以前の25日と26日はほとんど傾向が見られず、それ以降の30日と31日は、どちらかというと下落傾向であり、この3日間の傾向とは異なっています。つまりこの3日間だけが長期的な上昇(陽線)傾向を持っていることになります。
一方継続的に下落している(陰線をつける傾向が高い)と見えるのは、月の5日のデイトレードでした。この前後の日では、これほど明確な下落パターンが見られませんので、何故5日だけがこれだけの下落を見せているのかがわかりません。しかし今後も5日にこうした傾向が見られるとするなら、おそらく何らかの目的を持った売りがこの日に入っていることになります。
10年間における累積ネット損益は、27日、28日、29日の3日間のデイトレード買い(寄り付き買い、大引け手仕舞い)を合計すると大体20%程度であり、5日のデイトレード売りが約10%の利益ですから、両方を合わせて10年間で30%の利益となります。年平均にして約3%の優位性が存在していることになります。週の曜日アノマリーと比べると低い数字ですが、もし今後もこの傾向が再現されるとするなら、曜日アノマリーと組み合わせて利用することで、より有利な売買ができるのではないでしょうか。

*次回は、個別株の売買代金上位100銘柄で同じテストを行ってみます

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iTrade (株式用バックテスト&完全自動売買アプリ)を使って、書籍等で紹介されている著名な売買戦略が日本株において有効に機能するかどうかの検証と、日本株におけるアノマリー、有効なパターン等の検証を行います。またシステムトレーダーを目指す人々のために、ストラテジー構築の考え方についても解説を行います。
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