アノマリー検証 第7回「日本個別株で検証。曜日アノマリーだけで利益が出ることが判明。 Part2」

2017/07/11

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これまで日経225ETFと、大型株、小型株の、寄付き仕掛け&当日大引け手仕舞い(デイトレード)と、大引け仕掛け&翌日寄り付き手仕舞い(オーバーナイト)におけるアノマリー検証を行ってきました。前回のコラムで、これらのアノマリーがどれだけ安定的な優位性をもたらすかについて説明しましたが、今回は少し視点を変えてこのアノマリーの利用の仕方を考えてみたいと思います。
検証に利用したのは、日本株のバックテストと完全な全自動売買を行えるiTradeという専用アプリです。(iTradeのWEBサイトはこちら:http://itrade.tokyo/start/link/kabuyoho/
 

 <個別株曜日アノマリー検証(10)「アノマリーのイベントドリブン的利用法」>

以下のグラフは、これまでにも紹介してきました、売買代金上位100銘柄の大型株に限定したデイトレード(寄り付き仕掛け、大引け手仕舞い)の曜日アノマリーをテストした結果です。これを見ていて、ふとあるパターンの存在に気づきました。
 
<大型株デイトレード売りの累積損益推移グラフ>

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注意深く見ると、緑色のグラフと水色のグラフが、まるでロールシャッハ・テストの絵のように、対称形に近い推移を示しているように思えたのです。そして緑色は火曜日、水色は水曜日のグラフであることに気づきました。つまりもし火曜と水曜の値動きが逆相関にあるなら、火曜の値動きと反対の方向に水曜の仕掛けを行えば利益が期待できるのではと考えたのです。

火曜の値動きが翌日である水曜の値動きに影響を与えているのであれば、ある出来事が原因となって次の出来事が生じるという、イベントドリブン戦略が使える可能性があります。こうした発想でアノマリーを捉えたことはなかったので、非常に新鮮な感覚がありました。もしこの特性を売買に利用できれば、単体でデイトレードを行ったのでは実用的とは言えなかった火曜と水曜のデイトレード売り戦略が、十分価値のある戦略に生まれ変わる可能性があります。価値が無いと思って捨ててしまっていた戦略が、復活する可能性もあるのです。

以下のグラフは、火曜日のデイトレード売りと水曜のデイトレード売り、そしてもし水曜の前日が陽線だったら水曜をデイトレードで売るという戦略のテスト結果です。

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順番がずれていますので、火曜のデイトレード売りが黄色、水曜のデイトレード売りが緑色、火曜が陽線だったら水曜をデイトレードで売る戦略が水色になります。

これを見ますと、微妙な結果ではありますが、火曜と水曜を単体でデイトレードで売るよりは、パフォーマンスが改善されてることがわかります。他のストラテジーと組み合わせることで、有効活用できる可能性もあります。

曜日を元にした売買は連続した時間の流れで動いている訳ですから、連続する曜日の間に何らかの関連性がある可能性は十分高いと言えます。そう考えると、デイトレードの次の曜日だけでなく、当日のデイトレードがその日のオーバーナイトの変動に何らかの影響を及ぼしている可能性についても考えが及びます。

*次回は、連続する曜日間の関連性についての仮説を立て、検証してみたいと思います

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京都ラボ
iTrade (株式用バックテスト&完全自動売買アプリ)を使って、書籍等で紹介されている著名な売買戦略が日本株において有効に機能するかどうかの検証と、日本株におけるアノマリー、有効なパターン等の検証を行います。またシステムトレーダーを目指す人々のために、ストラテジー構築の考え方についても解説を行います。
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