良い金融企業、良い投信の見分け方

2015/01/28

銀行に長年預金として現金を預けていた人が「インフレや円安に備えて運用しましょう」と言われてもなかなか難しいのが当然でしょう。それならばと投信を買って、運用を人に任せるのは良い選択だと思いますが、いざ投信を選ぶとしてもどの金融機関なら信用できるか、またどの投信を買って良いのかなかなかかわかりませんよね。その為、NISAの口座を開設した金融機関や、知っている担当者から勧められるままに投信を買ってしまうことも多いのではないでしょうか。

―――ちょっと待ってください。
まず日経新聞の投資信託の欄を広げてみてください。そして次の二つの基準を当てはめて、それぞれの企業を見てみましょう。
①やたらと投資信託の数の多いところ
② 扱い投資信託のかなりの部分が現時点で当初の基準価額(1万円)に達していないところ

この条件を満たしている金融機関は要注意です。理由は至ってシンプルです。まず投信がやたら多いというのは、お客にどんどん買換えをさせて手数料を稼いでいるということです。また、買換えさせるためには良いパフォーマンスを上げている投資対象を薦めることになり、結果として買った時点がピークになり、その後下落となりやすいのです。つまり売りやすい投信ほど、顧客は損する確率が高いと言えます。結果、直近の堅調な相場であっても基準価額(1万円)に達していない投信の残骸がごろごろすることになるのです。(もちろん、運用成績が悪いのに分配金を出し過ぎて安くなっていることもあります)いずれにしても顧客のことよりも、自分たちの利益を考えて営業している金融会社である証拠でしょう。

それでもどうしても売り込もうとする担当者がいれば次の質問をしてみてください。
「そんなに良い投信なら、当然あなたも買っているんでしょうね?」
この問いに対して「もちろんです!」という応えであれば、少しは信用していいかもしれません。どんな企業でも良い投信、良い担当者が在るかもしれないからです。しかしながら、ほとんどのケースで返ってくるのは「私はお金がないですから、はっ、はっ、はっ」という応えでしょう。1万円から買える投信でこんな返事をする金融機関の人間は門前払いしていただきたい。どんなに好人物に見えても、結局、自分が儲けるために顧客に平気でリスクを取らせている人間なのですから。

では良い投信とはどんな特徴があるでしょうか?これも至ってシンプルです。
①運用責任者がはっきりしていること。
②投資哲学がはっきりしていること。

その他いろいろありますが、この2点だけでも投資対象として検討に値するでしょう。たったこれだけのことでも、この2つを満たしている投信がいかに少ないかに驚かれると思います。実際、ファンドマネージャーについて名前ですら記載されたファンドはほとんどありません。

上記の2点を満たしている投信は、その企業の従業員も自分達の投信をしっかり購入しているはずですが、念のため確認してみましょう。
以前、有名な料亭や高級レストランで、記載と違う材料を使用していて大きな問題になりました。ブランドイメージを傘に顧客の信頼を裏切ったわけですが、金融業界においても残念ながら同じ様なことが言えるのです。「良く知られている」「規模が大きい」「良く売れている」といいた基準だけで、大事な運用先を決めてしまうのはNGです。
既に購入してしまった場合は早めに売却して、本当に長くお付き合い出来る良い金融機関、投信を見つけられることを切に願っております。

クローバー・アセットマネジメント株式会社
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