ユーロ圏の11月景況感について

2017/11/27
  1. 11月のIFO指数は前月比+0.7ポイントと、今年5回目の過去最高更新です。製造業が堅調です。
  2. ユーロ圏の景況感指標は堅調です。特に製造業PMIは、欧州債務危機前の最高を更新しました。
  3. ECBが性急な金融政策正常化に慎重であり、景気拡大持続への期待がユーロを下支えしそうです。

ピーク圏に近付くも、大きな反落リスクも小さい

11月のユーロ圏景況感指標は全般的に堅調でした。24日、独調査機関CESIfoが発表した11月のドイツ企業景況感指数(IFO指数)は、前月比+0.7ポイントの117.5となり、西ドイツ時代も含めた過去最高を更新しました。過去最高更新は今年5回目です。主な業種別指数では、好調な輸出を背景に製造業指数が高水準で、東西統一後の最高水準を2カ月連続で更新しました。

一方、ユーロ圏PMIでも製造業が堅調です。前月比+1.5ポイントの60.0と、初の60ポイントの大台に乗せ、欧州債務危機前の過去最高水準(59.0、11年2月)を更新しました。製造業にけん引され、総合も同+1.5ポイントの57.5と、11年2月以来の水準に上昇しました。鉱工業生産が堅調に推移しており、指数面ではピーク圏に近いものの、大きく落ち込む局面でもないと見られます。

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景気の堅調さがユーロの支援材料

ユーロ・円相場は、9月中旬以降、1ユーロ130円台前半でもみ合いとなっています。ドルの強弱を中心に為替市場が展開しており、9~10月はユーロ安・円安、11月はユーロ高・円高で、結果、対円は動きが小さくなっています。

ECB(欧州中央銀行)は、インフレ率を目標(+2%弱)に近付け、かつ安定させるため、性急な金融政策の正常化には慎重です。こうした姿勢がユーロ圏の景気を刺激し、景気拡大持続への期待を高め、ユーロを下支えしそうです。

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