17年7-9月期GDP1次速報について(日本)

2017/11/15
  1. 実質GDP成長率は前期比年率+1.4%でした。7期連続プラス、潜在成長率を上回る成長が続きます。
  2. 夏場の悪天候などで個人消費が伸び悩む一方、輸出が好調です。設備投資が着実に増加しています。
  3. 世界的な景気拡大傾向、堅調な雇用情勢を背景とした、緩やかな成長傾向が当面続くと見込まれます

内需の一時的な落ち込みを外需でカバー

本日、内閣府が発表した17年7-9月期の実質GDP成長率(1次速報)は前期比年率+1.4%でした。7期連続のプラス成長で、+1%弱とされる日本の潜在成長率を上回る成長が続いています。

主な項目別に寄与度と前期比年率(カッコ)を見ると、個人消費が-1.0%(-1.8%)、公的需要が-0.6%(-2.4%)でした。個人消費は夏場の天候不順の影響が大きく、公的需要は4-6月期に急増した反動と見られます。一方、設備投資は+0.2%(+1.0%)と堅調でした。更新投資、省力化投資による押し上げが考えられます。

外需の寄与度が+2.0%と大幅プラスでした。輸出が+1.0%(+6.0%)と、世界的な景気拡大傾向の恩恵が見られました。一方、輸入は前期比年率-6.2%、寄与度は+1.0%(増減に対して符号が逆)でした。個人消費に沿った動きと見られます。今回は、一時的な動きが多く、10-12月期は再び内・外需バランスした成長に戻ると見込まれます。+1%内外の成長ペースも変わらないと予想されます。

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期待されるプラスの循環

世界景気の順調な拡大は、日本からの輸出と、日本企業の業績を押し上げると見込まれます。また、好調な企業業績が、雇用環境の改善をもたらし、労働需給のひっ迫もあいまって徐々に賃金が押し上げられ、個人消費に寄与すると考えらえます。さらに、労働需給ひっ迫が企業の設備投資を促すなど、プラスの循環が働くと期待されます。

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